た(名前) |
人物像 |
作品名 |
田恵子 |
 |
新原田恵子。48歳。院長夫人(夫は5年前に死亡、未亡人) |
「春の血」 |
田恵子(タエコ) |
たき子 |
評論家。須村さと子の特別弁護人を買って出る。 |
「一年半待て」 |
高森 たき子(タカモリタキコ) |
大麻 |
元藩医で今は町医者。病気の新蔵を診る。
矢野に新蔵を家に帰すように進言する。 |
「贋札つくり」 |
大麻(タイマ) |
頼母 |
亀井藩江戸家。兵馬の白梅の香を見抜く。六十近い歳 |
「白梅の香」 |
頼母(柿坂 頼母)(タノモ) |
太市 |
新聞記者。東京の大手新聞社を部長と喧嘩して退社。
瀬戸内海のS市へ都落ち。再び東京へ |
「投影」 |
田村 太市(太市)(タムラタチ) |
忠清 |
大老。家光亡き後、宮家から跡継ぎを探す。後に綱吉から冷遇を受け煩悶死 |
「予言僧」 |
忠清(酒井忠清)(タダキヨ) |
辰造 |
”相模屋”で車夫。吉兵衛の同僚。
久能のお抱え車夫と喧嘩になり勝ち誇ったのはよいが仕返しをされる。 |
「くるま宿」 |
辰造(タツゾウ) |
泰治 |
4年前に死亡。鉱山経営者。
東京の西郊外に家を建て夫婦二人ですむ。子供なし。 |
「二冊の同じ本」 |
塩野 泰治(タイジ) |
滝子 |
藤井都久雄の妻。三十前後細い輪郭に大きい目、印象に残る顔立ち。
山岡と「懇ろ」 |
「なぜ「星図」が開いていたか」 |
藤井 滝子(フジイタキコ) |
武二 |
大学教授。教科書、参考書の執筆で現在の生活を得る。
大鶴と師弟関係 |
「カルネアデスの舟板」 |
玖村 武二(クムラタケジ) |
太兵衛 |
土着の豪族。衆道家。高月藤三郎に討たれる |
「疵」 |
木谷 太兵衛(キタニタヘエ) |
達子 |
高山の古寺で小関久雄と出会う。
兄は、高校教師で西脇敏夫の弟子 |
「葦の浮船」 |
近村 達子(チカムラタツコ) |
泰一 |
波津良太の元部下。元次長 |
「いきものの殻」 |
小石 泰一(コイシタイチ) |
泰造 |
佐山憲一、旅館で使う偽名 |
「点と線」 |
菅原 泰造(スガワタタイゾウ) |
辰郎 |
安田機械工具商会社長。 |
「点と線」 |
安田 辰郎(ヤスダタツロウ) |
忠介 |
茨城県水戸市××町××番地。宮田邦郎の偽名 |
「砂の器」 |
橋本 忠介(ハシモトタダスケ) |
泰一 |
当代の碩学。もと大学の学長、古いリベラリスト。
和賀のフィアンセの親戚 |
「砂の器」 |
大村 泰一(オオムラタイチ) |
卓三 |
吝嗇で、「鼻持ちならない男」。小田護謨株式会社、庶務課長。 |
「薄化粧の男」 |
草村 卓三(クサムラタクゾウ) |
卓吉 |
42歳。民事専門の弁護士。やむなく球磨子の国選弁護人になる。
事件に熱意を見せる。 |
「疑惑」(昇る足音) |
佐原 卓吉(サハラタクキチ) |
武雄 |
 |
俳句の同人。アマチュアカメラマン、峯岡に誘われて上京。 |
「時間の習俗」 |
梶原 武雄(カジワラタケオ) |
達吉 |
『帝都交通新聞』社長大隈達吉(52歳) |
「時間の習俗」 |
大隈 達吉(オオクマタツキチ) |
武夫 |
 |
『交通文化情報』の発行人及び編集人。殺される。
峰岡を強請(ゆする)っていた |
「時間の習俗」 |
土肥 武夫(ドイタケオ) |
頼母 |
亀井藩江戸家。兵馬の白梅の香を見抜く。六十近い歳 |
「白梅の香」 |
柿坂 頼母(カキサカタノモ) |
太一 |
鳥寄せの名人。昔、「天勝一座」についてフランスに渡ったらしい。年は60近い。 |
「剥製」 |
大塚 太一(オオツカタイチ) |
武治 |
漆器商。彦介より八つくらい年下。青白い陰気な感じの男。銀行強盗の主犯格。 内堀の共犯者。 |
「共犯者」 |
町田 武治(マチダタケハル)
|
泰助 |
斉藤島子の近所。木槌を島子から借りる。
島子の木槌ので殺害を否定し、島子の潔白を強調する。 |
「凶器」 |
泰助(タイスケ) |
武雄 |
 |
元プロ野球選手。北九州出身。左利き。葡萄とリス模様のライターの持ち主。 老女殺しと杉浦健次殺しの犯人か? |
「霧の旗」 |
山上 武雄(ヤマガミタケオ) |
忠隆 |
あまり売れていない作家。月刊「草枕」に紀行エッセイを掲載を依頼され、執筆する。 |
「Dの複合」 |
伊瀬 忠隆(イセタダタカ) |
保 |
月刊「草枕」を発行する天地社の社長。株と不動産で資産を作った財産家。宇美辰丸の船主 |
「Dの複合」 |
奈良林 保(ナラバヤシタモツ) |
妙子 |
 |
谷尾喜右衛門の長女。男の噂が絶えないうちに婿を取る。婿の名は、村田忠夫 |
「土俗玩具」 |
谷尾 妙子(タニオタエコ) |
忠夫 |
谷尾礦業の使用人。谷尾妙子と結婚する。土俗玩具蒐めが趣味の男。
結果として放蕩の限りを尽くし廃人同様になってしまう。 |
「土俗玩具」 |
村田 忠夫(ムラタタダオ) |
竜雄 |
昭和電業製作所会計課次長。関野課長がパクり事件の責任を取って自殺した不条理を許せなかった。
休暇を取って、友人の新聞記者田村満吉の力を借りながら事件に迫る。なぜか上崎絵津子が気になる。 |
「眼の壁」 |
萩野 竜雄(ハギノタツオ) |
大六郎 |
加藤老人。梅村音次を知る人物で、黒池健吉や幸子のことも知っている。
二〇何年ぶりに舟坂英明こと、「音」(音次)に会う。 |
「眼の壁」 |
加藤 大六郎(カトウダイロクロウ) |
武雄 |
 |
金属製品会社の課長。自宅に窃盗犯、アテネ空港の土産の測天儀が盗まれる。
測天儀の行方が、彼の運命を変える。バーのホステスの女が出来る。 |
「ペルシアの測天儀」 |
沢田 武雄(サワダタケオ) |
留五郎 |
三十一,二歳。大黒屋常右衛門らの贋金造りの仲間。武州秩父の在。加賀に行っていたことがある。 常右衛門の女房「すて」に岡惚れして言い寄る。すてを手籠めにしようとして、常右衛門に現場を見られる。殺される。 |
「大黒屋」 |
留五郎(トメゴロウ) |
太吉 |
札差。久助は傭人。欲に駆られて長丸を殺すことになる。 |
「三人の留守居役」 |
村雨屋 太吉(ムラサメヤタキチ) |
泰雲 |
浄験寺の住職。大黒屋常右衛門や甲州屋六兵衛らと贋金造りをする。 |
「大黒屋」 |
泰雲(タイウン) |
孝子 |
野上顕一郎の一人娘。添田彰一は恋人。父の死亡に疑問を抱きながらも信じられない。
モデルを頼まれるくらい、美しい若い女性。役所に勤める。 |
「球形の荒野」 |
野上 孝子(ノガミタカコ) |
忠介 |
中立国の公使館員、武官、陸軍中佐。野上顕一郎の行方を執拗に捜す。国威復権会の会員。
門田源一郎に殺される。奈良大和郡山で雑貨商 |
「球形の荒野」 |
伊東 忠介(イトウタダスケ) |
泰三 |
画家。滝良精に頼まれて久美子をモデルにデッサン画を八枚程度仕上げる。不審死を遂げる。 |
「球形の荒野」 |
笹島 泰三(ササジマタイゾウ) |
代造 |
板倉彰英の仲間だが、裏切り殺される。二人の関係は上司と部下ではなさそうだが、判然としない。
留置場で崎津弘吉と知り合う。井上が留置場に入ったのは目的があった。崎津弘吉の様な人間を捜していた。
結果崎津弘吉を、を事件に巻き込む。途中で事件から手を引かそうとするが間に合わなかった。
青山に住む。妹は美沙子。体格が良く大きな男、三十五歳。 |
「考える葉」 |
井上 代造(イノウエダイゾウ) |
多恵子 |
 |
27歳、美人では無いが愛嬌がある。世間的には円満な夫婦。
世話女房。結果から、奔放な女とも言える。 |
「確証」(影の車第一話) |
大庭 多恵子(オオニワタエコ) |
忠良 |
八木助教授に影響を受けて、玉を求めて探検に出る。
途中まで今岡と同行するが、小滝駅で別れ、糸魚川方面に向かう。 |
「万葉翡翠」 |
杉原 忠良(スギハラタダヨシ) |
民治 |
私(清張)の父の弟。父(峯太郎)が養子に出された後に生まれた弟で、私(清張)の叔父に当たる。
出版社の社長 |
「父系の指」 |
西田 民治(ニシダタミジ) |
タニ |
松本峯太郎の妻。甲斐性無しの楽天家の夫と生涯を共にする。
働き者で、愚痴をこぼしながらも懸命に生きる。 |
「骨壺の風景」 |
松本 タニ(マツモトタニ) |
滝子 |
鉄鋼会社の総務部に七年勤めている。銀行員の寺内良二と恋仲になる。
離婚歴があり、寺内良二にとって都合のいい女であった。滝子は男の気持ちを読むことに敏感でもあった。
内縁関係でも姉さん女房ぶりを発揮する。それが良二にとって重荷になっていることに気がついていない。
口先で、良二にとって都合の良い女を演じていたが、良二の結婚話で関係は破綻に向かう。 |
「百円硬貨」 |
福井 滝子(フクイタキコ) |
武雄 |
 |
竹内活版印刷所の主人。おとなしく少し変わったところのある甚吉だが、面倒を見ている。
甚吉には好意的で、見方をしているが気が弱くて、甚吉に振り回される結果になっている。 |
「犯罪広告」 |
竹内 武雄(タケウチタケオ) |
大助 |
背の低い、三十五,六歳のがっちりした体格の男。彫刻家。
自ら「微笑」に取り憑かれていると言うほどのめり込んでいる。
「古抽の笑い」を追及する中で、宅間添子に巡り会うが、モデルの希望は断られる。
偶然宅間添子の死に遭遇しデスマスクを取ることになる。
デスマスクは、彼の作品「微笑」に反映される。作品は展覧会でも高評価を得るが、命取りになる。 |
「微笑の儀式」 |
新井 大介(アライダイスケ) |
辰夫 |
池野典也の妻(三沙子)が最初の女になる。誘われたとは言えのめり込んでいく。 殺人を教唆され実行してしまう。建築家のしての才能は開花していくが、過ちから逃れることは出来ない。 三沙子の世話で結婚して、順調な結婚生活を送っているが、独立の夢を抑えきれない。
独立を認めてもらえず、三沙子との関係も終わることを考えると、共犯者である三沙子さえ居なければと考える様になる。共犯者は最大の敵となって行く手を遮る。二つ目の殺人事件を起こしてしまう。 |
「死んだ馬」 |
秋岡 辰夫(アキオカタツオ) |
健彦 |
横内保の偽名を使う 40歳くらい。淵田岩男の秘書というふれ込み。下沢と似ているとも言える。吉野正子は、横内が27,8歳という。誤認の可能性も有る。 |
「失踪」 |
横内 健彦(横内保)(ヨコウチタケヒコ) |
保 |
横内保の偽名を使う 40歳くらい。淵田岩男の秘書というふれ込み。下沢と似ているとも言える。吉野正子は、横内が27,8歳という。誤認の可能性も有る。 |
「失踪」 |
横内 保(横内健彦)(ヨコウチタモツ) |
タミ |
病院の付添婦。沼田一郎の世話をしている。小太りで血色のいい顔をしている。五十歳位。
索好きでおしゃべり。途中から金目当てで、金子京太に手懐けられる。 |
「草」 |
河原 タミ(カワハラタミ) |
|
|
|