松本清張(1005)_春の血

題名 春の血
読み ハルノチ
原題/改題/副題/備考  
本の題名 延命の負債【蔵書No0017】
出版社 (株)角川書店
本のサイズ 文庫(角川文庫)
初版&購入版.年月日 1987/06/25●初版
価格 380
発表雑誌/発表場所 「文藝春秋」
作品発表 年月日 1958年(昭和33年)1月号
コードNo 19580100-00000000
書き出し 海瀬良子は、友人の中に新原田恵子をもっていた。良子は四十六歳、田恵子は四十八歳であった。良子と妙子の交際は二十年近くもつづいている。それは夫同士からの付き合いに始まった。良子の夫は、この地方の都市で、親から貰った資産を持ち、小さな会社の社長をしていた。田恵子の夫は−−−これは五年ばかり前に死んだが、同じ土地で病院の院長をしていた。知り合いになったのは、社長と院長の時代ではない。三十前だった良子の夫が盲腸炎を起こして入院したとき、剔出した係りの医員が妙子の夫だったのである。それ以来、両人の妻同士の交際は連綿として二十年継続している。もっとも、はじめの十五年間は、さほど親密な接触もなく、一年に三,四回、合うか合わないかぐらいであったが、夫の院長が亡くなってから田恵子がずっと良子に接近してきたのだった。
作品分類 小説(短編) 21P×600=12600
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