き(名前) |
人物像 |
作品名 |
規久夫 |
戸上佐知子の恋人 |
「神と野獣の日」 |
木村 規久夫(キムラキクオ) |
キヨ子 |
仮名、私に手紙を送る |
「情死傍観」 |
山下 キヨ子(ヤカシタキヨコ) |
喜助 |
茂兵衛の家来。若党。 |
「栄落不測」 |
喜助(キスケ) |
吉兵衛 |
元直参六千八百石大目付山脇伯耆守。 ”相模屋”で車夫をはじめる。おじさんと呼ばれる。
寡黙で静かな男。一人娘が病弱。四十二、三歳 |
「くるま宿」 |
吉兵衛(山脇伯耆守)(キチベイ) |
銀次 |
卯助親娘を松葉屋に世話をする。おあきに惚れている。
お人好しの意気地 |
「左の腕」 |
銀次(ギンジ) |
喜兵衛 |
人形屋。玩具の製造。張子の虎を作る。与助の家の店子になる。 |
「虎」 |
喜兵衛(キヘイ) |
喜助 |
雀を捕まえたことが大事件になる。縫殿の失脚の原因を作る。
百姓の倅 |
「雀一羽」 |
喜助(キスケ) |
喜一 |
中部交通株式会社観光課宣伝主任 |
「紅い白描」 |
中山 喜一(ナカヤマキイチ) |
喜一 |
R区役所建築課監査係。主人公、犯罪を推理する。 |
「不法建築」 |
上田 喜一(ウエダキイチ) |
絹恵 |
近藤志摩夫の妻。以前はバアのホステス。
可愛い顔でおとなしい性格 |
「箱根初詣で」 |
近藤 絹江(コンドウキヌエ) |
欽一 |
R物産(株)の経理部長。波津良太の元部下。 |
「いきものの殻」 |
淵上 欽一(フチガミキンイチ) |
喜介 |
波津良太のライバルだった。定年になって「社人会」に出席する。元業務局長 |
「いきものの殻」 |
佐久間 喜介(サクマキスケ) |
紀一 |
警視庁捜査二課、警部補 |
「点と線」
「時間の習俗」 |
三原 紀一(ミハラキイチ) |
恭介 |
福寿生命保険株式会社藤沢支店外務部。 A新聞社主催の「ニュース写真年間最高賞」を受賞。自称古家庫之助の弟子 |
「十万分の一の偶然」 |
山鹿 恭介(ヤマガキョウスケ) |
桐子 |
兄の無実を信じて大塚弁護士に弁護を頼むため上京。弁護を断られ復讐の念を 募らせていく。バーのホステスになり、理不尽とも言える復讐劇を完結させる。 K市に住むタイピスト。少女のような稚さの残る顔立ちと強い視線が特徴的な若い女性。 |
「霧の旗」 |
柳田 桐子(ヤナギダキリコ) |
欽三 |
弁護士。52歳。丸の内二丁目に事務所を構える、日本でも指折りの有名な弁護士。 河野径子は愛人。桐子から兄の弁護依頼を断る。桐子の復讐によってすべてを失う。 |
「霧の旗」 |
大塚 欽三(オオツカキンゾウ) |
キク |
金貸しの老女。柳田正夫に金を貸す。貸し金の取り立ては手厳しい。 |
「霧の旗」 |
渡辺 キク(ワタナベキク) |
義作 |
室田耐火煉瓦株式会社の社長。A広告社のスポンサーで鵜原憲一とは親しかった。 金沢の商工会議所の役員もしている地元の名士。17,8歳年下の佐知子と再婚。50歳くらい。 |
「ゼロの焦点」 |
室田 義作(ムロタギサク) |
喜右衛門 |
一代で財を成す。経営の才に恵まれたか、谷尾礦業(炭鉱)の社長として成功する。(昭和初年当時、54歳)。妙子と淳子の父、妻は房江 |
「土俗玩具」 |
谷尾 喜右衛門(タニオキウエモン) |
喜太郎 |
金融業、山杉商事の社長。上崎絵津子は秘書。
山杉商事は高利貸しで過去には昭和電業製作所も融資を受けている。 |
「眼の壁」 |
山杉 喜太カ(ウメイジュンコ) |
魚仙 |
戯作者。惣兵衛の話し相手。
事件の経緯を惣兵衛から聞かされ、偽作に書き上げるのか?題名は決まる「都鳥啼墨田髪飾」
「三人の留守居役」・「蔵の中」 の両方にに登場
戯作者。惣兵衛の紹介で平造とも懇意になる。ネタには困らないはずだ。 |
「三人の留守居役」
「蔵の中」 |
柴亭 魚仙(サイテイギョセン) |
久助 |
札差の傭人。仲間に化けて「挟箱」を担ぎ持ち逃げする。欲に駆られて長丸を殺すことになる |
「三人の留守居役」 |
久助(キュウスケ) |
金蔵(勘八) |
源次とは小伝馬町の牢仲間。牢名主名や卯平の助けを借りて脱走。
源次につきまとうが逆に源次にはめられて殺される。
が、土左衛門になるところを加賀屋敷の侍、石川に助けられる。
船宿「梅の屋」で働くとき、源次を見かける。恨みがあり、大山を目指す。 |
「逃亡」(原題:江戸秘紋) |
金蔵(勘八)(キンゾウ・カンパチ) |
久太郎 |
袋物屋、蔦屋の息子。おふでの誘いに乗って道ならぬ仲になる。
二十一歳になる色白で役者にもしたくなるような男。 |
「大山詣で」 |
久太郎(キュウタロウ) |
喜一郎 |
農林省食糧管理局総務課の事務官。禿げ上がった頭。心の叫びか〈あの若造めが〉 |
「中央流沙」 |
山田 喜一郎(ヤマダキイチロウ) |
菊子 |
家庭裁判所の調停委員。五十歳前で、よく肥っていた。才気煥発で、短歌の結社をつくっていた。
中央歌壇の幹部委員でもあった。地元の名士夫人。 |
「再春」 |
川添 菊子(カワゾエキクコ) |
京子 |
某流の謡曲の師匠。初心者の弟子をとって謡や仕舞いを教えていた。材木商を父に持ち裕福に暮らす。
師匠の水野孝輔の女三十八歳の、面長な、上背のある女。
稽古の時間はもちろん和服だが、洋装も似合った。村井英男と男女の仲になる。 |
「足袋」 |
津田 京子(ツダキョウコ) |
恭太 |
江利子・良夫夫婦の息子。恭太の行動には夫婦とも手を焼く。
性的な悪習も時期が来れば直るとも思われないほど荒れた生活をしている。
江利子や良夫は、重三や信雄に重なって見える。 |
「歯止め」 |
津留 恭太(ツルキョウタ) |
金次郎 |
金ちゃん。甚吉の幼なじみで最後まで甚吉に協力的だ。
甚吉の母の末永セイの大島紬の件でも甚吉に情報を提供する。
池浦源作に最後まで疑いを持っていて、現場を突き止めることになるが、脅迫されて、道を踏み外す。
甚吉の良き理解者とも言える。 |
「犯罪広告」 |
池辺 金次郎(イケベキンジロウ) |
規久雄 |
俳号が菊舎(キクシャ)。料理店の店主。時々奇妙な行動をする。越水から疑いを持たれる。 原沢は、録音された二つの声に最初から疑問を持っていた。水越には自らの行動を打ち分けるが、秘密裏にマチ子の失踪など調べていた。 原沢もマチ子と関係があったが、マチ子に入れ揚げている関係ではなかった。 |
「二つの声」 |
原沢 規久雄(ハラサワキクオ) |
菊子 |
三沙子の世話だが、秋岡辰夫と結婚する。 清純で、秋岡にとっても満足できる妻だった。父は相当な会社の社長だった。
秋岡の独立には、父の援助は必要十分な後援が期待できた。
菊子は、秋岡に独立をせかせる様な妻では無かった。 |
「死んだ馬」 |
秋岡 菊子(アキオカキクコ) |
恭太 |
石田謙一の息子。高校三年生。母親との仲が特に険悪である。
反抗期とも言えるが謙一に迷惑を掛ける。心根は優しい小心者である。 |
「混声の森」 |
石井 恭太(イシイキョウタ) |
喜太カ |
総会屋。沖野が桑山常務のスキャンダルを持ち込む。沖野に協力する振りをするが裏切る。悪党。 |
「寒流」 |
福光 喜太カ(フクミツキタロウ) |
京太郎 |
劇作家。森沢真佐子に草刈美代子の調査を頼むがそれほど積極的では無い。
真佐子が探索に行き詰まると、俄然興味を持って調べ始める。
森沢真佐子を使い、協力を得ながら真相に迫る。
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「濁った陽」 |
関 京太郎(セキキョウタロウ) |
京太 |
朝島病院の入院患者。沼田一郎の隣室。自動車部品の販売の仕事をしている。
痩せているが、血色のいい愛嬌のある男。
なぜか、沼田一郎は嫌っていた。麻薬組織の一員。河原タミも手懐けていた。
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「草」 |
金子 京太(カネコキョウタ) |
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