| は(名前) | 人物像 | 他の読み | 作品名 | 
          | ハラシマ ナオキ | 弁護士、植木の国選弁護士 |  | 「奇妙な被告」 | 
          | 原島 直己 | 
          | ハマシマ | 36歳。「わたし」として登場、妻と2人暮らし。 |  | 「潜在光景」 (【影の車】第一話)
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          | 浜島 | 
          | ハルタ レイキチ | 評論家(教育評論家・社会評論家) |  | 「春田氏の講演」 | 
          | 春田 令吉 | 
          | ハザワ ヤスコ | 25、6歳。評論家春田氏のファン?。実は大泥棒 | 「う」 | 「春田氏の講演」 | 
          | 羽沢 矢須子 | 
          | ババヤン | ヨシ。辰太の祖母だが血はつながっていない。 事件当時は60過ぎ、76で死亡。
 | 「よ」 | 「恩誼の紐」 | 
          | ばばやん | 
          | ハギノ コウジ | 栗山敏夫の大学の一年後輩。栗山宗子に好意を持っている。 |  | 「留守宅の事件」 | 
          | 萩野 光治 | 
          | ハラノ ヨウコ | ××美術大学図案科を卒業して、葛山産業美術研究所に入所。 主人公
 |  | 「紅い白描」 | 
          | 原野 葉子 | 
          | ハジマ ケン | 私。この小説の案内人。 |  | 「高校殺人事件」 | 
          | 羽島 謙 | 
          | ハジマ サチコ | 羽島謙のいとこ。九州在住。私と小学校2年の頃までよく遊んだ。 名探偵
 |  | 「高校殺人事件」 | 
          | 羽島 さち子 | 
          | ハギエ | 平野
                美作の息女。婚礼の席から攫われる。藤三郎の仕業 | 「ひ」 | 「疵」 | 
          | 萩江 | 
          | ハマシマカカリチョウ | R区役所建築課監査係長。上田喜一の上司 |  | 「不法建築」 | 
          | 浜島係長 | 
          | バイシュンフ | バラバラ事件に関連して、怪奇な体験を通報する。 |  | 「不法建築」 | 
          | 売春婦 | 
          | ハマダガクブチョウ | 主任教授。小関や折戸の恩師。異常なまでに西脇敏夫を嫌う。 |  | 「葦の浮船」 | 
          | 浜田学部長 | 
          | ハセガワ | 大仏前の開業医。安田亮子の主治医 |  | 「点と線」 | 
          | 長谷川 | 
          | ハシモト タダスケ | 茨城県水戸市××町××番地。宮田邦郎の偽名 | 「み」 | 「砂の器」 | 
          | 橋本 忠介 | 
          | ハマオカ ショウジ | T無線技術研究所の技師 |  | 「砂の器」 | 
          | 浜岡 省司 | 
          | ハヤマ コウスケ | 画家。名和と芦野の関係を知る人物。私に名和と芦野の関係を教える。 |  | 「装飾評伝」 | 
          | 葉山 光介 | 
          | ハヤセ トウベイ | 作中作品(縊鬼)の登場人物。縊鬼に取りつかれ、首縊りをさせられそうになる。 | 「と」 | 「理外の理」 | 
          | 早瀬 藤兵衛 | 
          | ハラヤマ マサオ | 63歳。実直な弁護士。、肝臓病、体調不良で入院、球磨子の弁護を降りる。 |  | 「疑惑」 | 
          | 原山 正雄 | 
          | ハクヨウ | 「荒海」俳句の同人誌を発行する。表具師。俳号は白葉。 | 「は」 | 「時間の習俗」 | 
          | 白葉(江藤順平) | 
          | ハタゴノオカミ | 与助に了庵を紹介する。 了庵死後、与助に姪のお澄を、女房に世話をする。
 |  | 「虎」 | 
          | 旅籠のおかみ | 
          | ハマナカ コウゾウ | 愛媛県温泉郡吉野村役場書記、役場の吏員。35、6歳。実はバッタ屋。郷土史家。 |  | 「陸行水行」 | 
          | 浜中 浩三 | 
          | ハマコカ シゲオ | 山下中尉。「臨碧楼」の主人。軍隊で田山与太郎の部下。 | 「や」 | 「市長死す」 | 
          | 浜岡 繁雄 | 
          | ハマオカ タ
                ヨシコ | 芳子。女中頭。山下(浜岡繁雄)の妻。外股で歩く女。 山下芳子
 | 「は」.「や」 | 「市長死す」 | 
          | 浜岡 芳子 | 
          | ハタナカ カキチ | 陽道新報社社長。病に伏せっている。「常に正義をもって市政悪と闘う」50年輩の男。 |  | 「投影」 | 
          | 畠中 嘉吉 | 
          | ハタナカシャチョウノツマ | 畠中嘉吉の妻。頼子同様、善くできた妻として描かれている。 割烹着姿で登場こざっぱりした姿に太市は好感
 | 「つ」 | 「投影」 | 
          | 畠中社長の妻 | 
          | ハシムラ | 才次郎の友人。名古屋から上京 | 「お」 | 「典雅な姉弟」 | 
          | 橋村 | 
          | ハタブ クメタロウ | 卯三郎同様紙問屋の主人。岩崎弥太郎を手本に「西郷札」を金儲けに利用しようとする。 雄吾の道連れで破産の憂き目にあう
 | 「く」 | 「西郷札」 | 
          | 幡生 粂太郎 | 
          | ハヤシ ユウゾウ | 江藤と決起の約束をする。最後に江藤を裏切る。 |  | 「梟示抄」 | 
          | 林 有造 | 
          | ハマノ ケンジ | 青酸カリで服毒自殺をする。去に窃盗、恐喝、暴行の逮捕歴。 とても自殺をするような青年ではない。三億円事件の犯人か?
 |  | 「小説 3億円事件」 | 
          | 浜野 健次 | 
          | ハマムラ ゲンベイ | 瑠美の幼なじみ。縫之助とは同じ添番。妻を亡くす。 瑠美に気があるのか?伊田の屋敷の近所に住む。
 | 「け」 | 「疑惑」 | 
          | 浜村 源兵衛 | 
          | ハシモト | 橋本、山内、中野晋一、川原俊吉を名乗る。山内明子は婚約者。濃い口髭と顎髭。 明子の死は結婚式の二週間前。元P大学経済学部助手
 | 「ぬ」 | 「十万分の一の偶然」 | 
          | 橋本 (沼井正平)
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          | ハマナカ ミツオ | 「宇美辰丸事件」で実父(海野竜夫)が冤罪で服役、死亡する。復讐の為、天地社に入る。 月刊「草枕」の編集次長
 |  | 「Dの複合」 | 
          | 浜中 三夫 | 
          | バアヤ | 伊原家に寿子と暮らす。少し耳が悪い。寿子と共に朝鮮に来る。 |  | 「百済の草」 | 
          | ばあや | 
          | ハタノ カンジ | 軍需省の雇員で運転手だった。三十三歳。 軍隊時代にくすねた物資で商売を始め、成功する。
 が、妻の秋江とは壮絶な夫婦生活になる。
 |  | 「雨の二階」 | 
          | 畑野 寛治 | 
          | ハタノ カンジ | 軍需省の雇員で運転手だった。三十三歳。 軍隊時代にくすねた物資で商売を始め、成功する。
 が、妻の秋江とは壮絶な夫婦生活になる。
 |  | 「雨の二階」 | 
          | 畑野 寛治 | 
          | ハタノ アキエ | 畑野寛治の妻。上手くいっているときは、「ほんとうに女は亭主次第だわね。」と言っていた。 女を作った寛治に狂気のヒステリーを起こす。
 |  | 「雨の二階」 | 
          | 畑野 秋枝 | 
          | ハッタ キヨコ | 土田三郎の内妻。料理屋の仲居をしていた。土田の女房が病死の後入り込む。 |  | 「代筆」 | 
          | 八田 キヨ子 | 
          | ハギノ タツオ | 昭和電業製作所会計課次長。 関野課長がパクり事件の責任を取って自殺した不条理を許せなかった。
 休暇を取って、友人の新聞記者田村満吉の力を借りながら事件に迫る。
 なぜか上崎絵津子が気になる。
 |  | 「眼の壁」 | 
          | 萩野 竜雄 | 
          | ハマサキ ヨシオ | 三十三歳。鈍い眼をした、顔の扁平な、背の低い男。 ものの言い方も妙に気だるいような感じで、知能程度はあまり高いとは思えない。
 川井貢一と殺人事件を起こす。犯行現場で高橋朝子からの間違い電話に出る。
 その馬鹿げた行為で朝子に声を覚えられる。川井と村岡と小谷麻雀仲間であり仕事(麻薬の密売)仲間。
 |  | 「声」 | 
          | 浜崎 芳雄 | 
          | ハタナカカカリチョウ | 捜査本部の係長。事件を解決に導く。川井の企みを見破り、石丸課長から「恐ろしい男だな。」と言われる。 |  | 「声」 | 
          | 畠中係長 | 
          | ハヤシダ アキホ | 『室町夜噺』を上奏する市井の作家。広島県府中市生まれ。地方に埋もれた文学士と言える。 |  | 「古本」 | 
          | 林田 秋甫 | 
          | ハヤシダ アキホ | 林田秋甫は、祖父。祖父の『室町夜噺』をネタに長府敦治を強請る。長府敦治の作為で鉄橋上で轢死する。 |  | 「古本」 | 
          | 林田 秋甫 | 
          | ハハ | 「私」の母。父の不貞(妹との不倫)を知り、結果として夫に手を貸す。 |  | 「入江の記憶」 | 
          | 母 | 
          | ××カイシャホンシャハンバイブチョウ | ××会社の重役。北九州工場の不正の調査のため魚住課長に面談する。 「重役」・「本社販売部長」
 | 「し」・「ほ」 | 「不在宴会」 | 
          | ××会社本社販売部長 | 
          | バントウ | 時村勇造の会社(総和商事)へ出入りする骨董商。社長の時村に土偶を売りつける。 若い考古学者を時村に紹介する。
 | 「は」・「し」 | 「土偶」 | 
          | 番頭(修美堂の番頭) | 
          | ハンゾウ | 前屋の番頭。備中庭瀬の在で亥助と同郷。のれん分けを約束されているがお露に惚れている。 あわよくば備前屋の身代をねらう。
 |  | 「蔵の中」 | 
          | 半蔵 | 
          | ハハ | 私が作品中で母と呼ぶ。 作品が松本清張の自叙伝的作品とされていて、母とは、夫峯太郎の妻タニと考えられる。
 |  | 「父系の指」 | 
          | 母 | 
          | ハハノジッテイ | 私(清張)の母の実弟、叔父。法螺吹きは嫌いと、私(清張)の父を軽蔑している。 姉思いの弟でもある。広島の鉄道会社に勤めている。
 |  | 「父系の指」 | 
          | 母の実弟 | 
          | ハムラ アキコ | 専業主婦。葉村寿男の妻。貞淑な妻だが意外に行動力がある。 世間知らずがあざとなるが、知らぬ波亭主ばかり。
 |  | 「突風」 | 
          | 葉村 明子 | 
          | ハムラ スミオ | 明子の夫。総務部長に出世。バーのホステスみどりと浮気。相手のみどりは商売上の付き合い。 |  | 「突風」 | 
          | 葉村 寿夫 | 
          | ハラダ ヘイキチ | 三十二歳、雑誌記者。岡谷七郎に随行しているようだが、全く表面には出ない。 |  | 「北の火箭」 | 
          | 原田 平吉 | 
          | ハハ(シマムラヨシマサノハハ) | 島村基子の姑。悠紀子の祖母。夫は都内で私立学園を経営していた。結婚式は欠席。基子の手配で、新婚旅行に旅立つ二人を見送った。 | 「そ」・「は」 | 「見送って」 | 
          | 母(島村芳正の母)(悠紀子の祖母) | 
          | ハマシマ カズエ | 島村基子と渋谷にある短歌の結社の歌仲間。悠紀子の結婚披露宴に欠席。 下条政子も歌仲間。基子の親友で全てを知っているようだ。連絡役?
 |  | 「見送って」 | 
          | 浜島 和枝 | 
          | ハタジマ ソメコ | 津留江利子の姉。旗島信雄の妻となる。結果として、旗島家の犠牲になる。 素芽子は、青酸カリで服毒自殺をしたことになっているが、ちがうようだ。
 夫の信雄と義母の織江の特殊な関係に気がつき苦悩する。
 |  | 「歯止め」 | 
          | 旗島 素芽子 | 
          | ハタジマ ノブオ | 旗島実造・織江の養子。津留素芽子と結婚する。江利子は義理の妹になる。 養母の織江と特殊な関係で結ばれている。結婚後もその関係は「歯止め」が掛からなかった。
 妻の素芽子は、青酸カリで服毒自殺をしたことになっているが、殺された可能性が示唆されている。
 |  | 「歯止め」 | 
          | 旗島 信雄 | 
          | ハタジマ オリエ | 旗島信雄の養母。十七,八歳の信雄の悪戯を身をもって収めたのか? 織江が信雄にほどこしていた厳格な躾は、他人の眼に隠れ蓑となっていた。
 きびしい躾と溺愛とは隣り合っていた。二人の関係が素芽子を自殺に追いやった訳ではなさそうだ。
 |  | 「歯止め」 | 
          | 旗島 織江 | 
          | ハタジマ ジツゾウ | 旗島信雄の養父。信雄と素芽子が結婚した当時は、朝鮮の京城に居た。 朝鮮総監府の局長。妻織江と信雄の秘密を知っていた。
 |  | 「歯止め」 | 
          | 旗島 実造 | 
          | ハッタ シュンサク | 果実出荷組合長。中立的な立場で重宝され、事件に巻き込まれる。 果実出荷組合長の立場もあり、池浦源作も邪険にしなかった。
 終始常識的な対応をして事件解決を見届ける。
 |  | 「犯罪広告」 | 
          | 八田 俊作 | 
          | ハラサワ キクオ | 俳号が菊舎(キクシャ)。料理店の店主。時々奇妙な行動をする。越水から疑いを持たれる。 原沢は、録音された二つの声に最初から疑問を持っていた。
 水越には自らの行動を打ち分けるが、秘密裏にマチ子の失踪など調べていた。
 原沢もマチ子と関係があったが、マチ子に入れ揚げている関係ではなかった。
 | 「き」 | 「二つの声」 | 
          | 原沢 規久雄(菊舎) | 
          | ハマオカ コウジ | 役所の外郭団体の職員。新築の一軒家を建て、副業として二階で麻雀屋を始める。 妻の加代子名義で店を始める。
 もともとは、川島の各所での麻雀仲間。役所の麻雀はレートは低いがインチキがあると川島に教える。
 巧みに川島の関心を引きつけ、自宅の麻雀に誘う。
 自宅の麻雀やでは、川島がメンバーになると、自身は参加しなくなる。
 妻の加代子は、夫が小説家を目指している様なことを話す。
 |  | 「弱気の蟲」 | 
          | 浜岡 広治 | 
          | ハマオカ カヨコ | 浜岡広治の妻。麻雀屋を切り盛りする。愛嬌のある女で、田所などちょっかいを賭ける。 川島も加代子に興味を持ち浜岡の麻雀屋へ通うことを楽しみにしていた。
 見かけは、田所のちょっかいは適当に躱しながら、川島には親切に対応する。
 加代子の本心の記述は無い。殺されるが、話の展開ではドンデン返しになりる。
 |  | 「弱気の蟲」 | 
          | 浜岡 加代子 | 
          | ハセ テツイチ | 宗三の学生時代の親友。東京の新聞社で美術関係の仕事をしていた。 宗三が美奈子と会うために岡山に向かう新幹線で、長谷と宗三は会う。長谷は京都で降りる。
 再び長谷は、伊丹空港で宗三と会う。立ち話の最中に美奈子が近づいてくる。
 美奈子に眼を留めた長谷は「伊予屋」の奥さんと声をかける。
 そのすきに、宗三は二人の場所から離れる。長谷は、二人の関係には気づいていなかった。
 |  | 「内海の輪」 | 
          | 長谷 徹一 | 
          | ハシモトケイブホ | 宗三の学生時代の親友。東京の新聞社で美術関係の仕事をしていた。 宗三が美奈子と会うために岡山に向かう新幹線で、長谷と宗三は会う。長谷は京都で降りる。
 再び長谷は、伊丹空港で宗三と会う。立ち話の最中に美奈子が近づいてくる。
 美奈子に眼を留めた長谷は「伊予屋」の奥さんと声をかける。
 そのすきに、宗三は二人の場所から離れる。長谷は、二人の関係には気づいていなかった。
 |  | 「内海の輪」 | 
          | 橋本警部補 | 
          | ハチベエ | 見世物師。古くからの見世物師で、源八も元は八兵衛に世話になっていた。 見世物の「大鮑」で人気を得る。女房はお徳。
 |  | 「見世物師」 | 
          | 八兵衛 | 
          | ハムラ ショウベエ | 西国から流れてきた浪人。居合抜きの技を見せて、粉薬を売る。 岡っ引きの忠七と首切りの下手人を探す手伝いをする。
 謎解きを実地で見せて忠七を納得させる。しかし、行方をくらます。
 | 「し」 | 「術」 | 
          | 葉村 庄兵衛 | 
          | ハラケイジ | 渥美刑事と共に映画館など静子の行動を探る。田村捜査主任の下で渥美刑事と共に捜査に当たる。 |  | 「紐」 | 
          | 原刑事 | 
          | パウエル | 西脇満太郎の知人。妹尾郁夫とも友人関係。アメリカ商社の社員。 祥子をしきりと食事に誘う、気があるようだ。思わせぶりに登場する人物。
 |  | 「黒い樹海」 | 
          | パウエル | 
          | ハタナカ トシオ | 小説家。清張を投影している人物と言える。「小倉の鴎外」なる作品を物にしている。 「鴎外の小倉日記」の研究家でもある。
 |  | 「削除の復元」 | 
          | 畑中 利夫 | 
          | ハラグチ ヘイキチ | 「私」の父。父は木下慶太郎、母は、シマ。 生まれてすぐに里子に出される、政二郎・良三と二人の弟いる。
 | 「へ」 | 「夜が怕い」 | 
          | 原口 平吉 | 
          | ハラグチ シマ(ハラグチシマ) | 平吉の妻。広島出身。「私」の母。平吉の耳が小さいことを「貧乏耳」と歎く。 |  | 「夜が怕い」 | 
          | 原口 シマ | 
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