題名 |
紅い白猫 |
読み |
アカイハクビョウ |
原題/改題/副題/備考 |
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本の題名 |
紅い白猫■【蔵書No0191】 |
出版社 |
(株)角川書店 |
本のサイズ |
文庫(角川文庫) |
初版&購入版.年月日 |
1989/12/10●12版1993/07/20 |
価格 |
505+税(3%)/古本 260(税5%込み) |
発表雑誌/発表場所 |
「マドモアゼル」 |
作品発表 年月日 |
1961年(昭和36年)7月号〜1962年(昭和37年)12月号 |
コードNo |
19610700-19621200 |
書き出し |
原野葉子は、その年の春、××美術大学図案科を卒業した。図案科は服飾デザインと商業美術とに分かれている。葉子は商業美術のほうだった。卒業制作には、観光と、機械製品と、化粧品をテーマにした三つのポスターを描いたが、どれも評判が良く、主任の矢田部教授から賞められた。「原野君は、デパートに入るかね?それとも、独立したデザイナーになるかね?」矢田部教授は卒業後の方針を訊いた。原野葉子は、将来、自分で独立してやってみたかった。しかし、学校だけの経験ではやはり心許ない。彼女は、デパートよりも、自家経営を遣っているデザイナーのところにしばらく働きたかった。ある程度、そこで経験を積んでおきたいのだ。デザイナーの世界では、ただ絵が立派だけでは通らない。スポンサーとの間の談合や、取引の仕方も見習っておかねばならなかった。 |
作品分類 |
小説(長編) |
335P×550=184250 |
検索キーワード |
葛山産業美術研究所・観光ポスター・ヒロシ・養護施設・盗作・デザイナー・精薄児童・純粋美術・商業美術 |
【カバー】美大を卒業したばかりの葉子は、憧れの葛山デザイン研究所に入所する。尊敬する鬼才、葛山の下で精一杯、勉強したかったからだ。が、不可解な葛山の言動から、彼の作品のオリジナリティに疑問をもつ。真実を知りたいという熱い思いにかられ、葛山の周辺を次々に追及する葉子の前にあらわれた意外な真相とは−−−。常に斬新でなければならない一流デザイナーの苦悩を、華やかな業界を背景に描いた傑作サスペンスロマン! |