| あ(名前) | 人物像 | 他の読み | 作品名 | 
          | アリタ | 仮名、山下キヨ子の元恋人 |  | 「情死傍観」 | 
          | 有田 | 
          | アナタ | 心理学者。手紙の差出人山崎平二は、「あなた」と呼びかけている。 |  | 「閉鎖」 | 
          | あなた | 
          | アネガワ ヒロシ | 13歳。画に特殊な才能を持つ知恵遅れの少年。 葛山
                正太郎の画の源泉。姉川浩
 | 「ひ」 | 「紅い白描」 | 
          | 姉川 浩(ヒロシ) | 
          | アシノ ノブヒロ | 画家、名和の友人であり「兄事」していた。評伝「名和薛治」を書く |  | 「装飾評伝」 | 
          | 芦野 信弘 | 
          | アシノノブヒロノツマ | 名和薛治と関係が出来る。娘の陽子は名和の子。もと芸妓。 自殺する。
 | 「つ」 | 「装飾評伝」 | 
          | 芦野信弘の妻 | 
          | アシノ ヨウコ | 陽子。名和薛治と芦野の妻の間に生まれる。芦野の子として育つ。 | 「よ」 | 「装飾評伝」 | 
          | 芦野 陽子 | 
          | アキタニ モイチ | 北陸日日新聞社会部記者。 鬼塚球磨子の保険金詐欺事件を追いかける。
 |  | 「疑惑」 | 
          | 秋谷 茂一 | 
          | アサキチ | 稲荷の麻吉。銀次からは狐野郎と言われる。十手持ちの小悪党。 | 「い」 | 「左の腕」 | 
          | 麻吉 | 
          | アマノ アサキチ | 日雇人夫の男。低能で怠け者、子供が5人。女房が秋子33歳 |  | 「肉鍋を食う女」 | 
          | 天野 朝吉 | 
          | アマノ アキコ (アキコ) | 33歳。精神薄弱、連れ子をして朝吉のところへ来る。トラは継子。 トラを虐める。
 |  | 「肉鍋を食う女」 | 
          | 天野 秋子 (秋子) | 
          | アマノ トラ | 精神薄弱な上に盗癖がある。 年齢は十七だが、身体は大人のように大きかった。
 | 「と」 | 「肉鍋を食う女」 | 
          | 天野 トラ | 
          | アライケイブ | 岡田警部補と秋子を調べる。 秋子がトラを殺した疑いを持つ。秋子に口を割らせる。
 |  | 「肉鍋を食う女」 | 
          | 荒井警部 | 
          | アルフォンソ・ゴルジ | アルフォンソ・ゴルジ。渋谷教会の神父。 | 「こ」 | 「黒い福音」 | 
          | アルフォンソ・ゴルジ | 
          | アシダ | 新聞社の出版局勤務。一年後別の雑誌の編集部へ移る。 T氏(作家)の担当になる
 |  | 「剥製」 | 
          | 芦田 | 
          | アサオカ ヌイ | 浅岡縫殿頭直国。咎めを受けて西国の親類筋に預けられる。 二年ぶりに江戸へ戻る。一徹で短気な男。
 (アサオカヌイノカミナオクニ)
 | 「ぬ」 | 「栄落不測」 | 
          | 浅岡 縫殿 | 
          | アサオカ チュウシチロウ | 浅岡縫殿のせがれ。十六歳、喜多見重政の下屋敷に預けられていた。 | 「ち」 | 「栄落不測」 | 
          | 浅岡 忠七郎 | 
          | アキノ | 家光の子、綱吉(徳松)の母。お玉、八百屋の娘。大奥に入り秋野を名乗る。 家光没後桂昌院を名乗る(お玉、秋野)。徳松(綱吉)が元服後も後見人。
 権勢を振るう。
 | 「お」・「け」 | 「予言僧」 | 
          | 秋野(お玉)(桂昌院) | 
          | アクリ | 成貞の妻。綱吉の手にかかる。四十過ぎ。 綱吉を迎える阿久里は、娘の安子も認めるほど美しかった。
 |  | 「献妻」 | 
          | 阿久里 | 
          | アネ | 浜野健次の姉。しっかり者。健次の世話をやくが、もてあまし気味でもあった。 |  | 「小説 3億円事件」 | 
          | 姉 | 
          | アネノオット | 浜野健次の義兄。警備会社勤務。伯父は元警察官僚。 妻(健次の姉)と共謀して健次を毒殺か?
 |  | 「小説 3億円事件」 | 
          | 姉の夫 | 
          | アシオ ゲンイチ | 芦尾屋の主人。無理心中放火事件の犯人とされる。 |  | 「日光中宮司事件」 | 
          | 芦尾 源市 | 
          | アライ シロウ | 強盗殺人事件三件。日光中宮司事の殺人放火事件を自白する。が、でたらめの自白。 |  | 「日光中宮司事件」 | 
          | 新井 志郎 | 
          | アベ ケイイチ | 二十六,二十七の青年。論想社の編集部に所属。論想社。 密かに桐子に愛情を感じる。老女殺し事件を調べる。
 |  | 「霧の旗」 | 
          | 阿部 啓一 | 
          | アダチサン | 谷尾家の隣家の奥さん。谷尾妙子が「謡の会」を誘いに頻繁に出入りする。 |  | 「小町鼓」 | 
          | 足立さん | 
          | アワシマ ジュウスケ | 「粟島政治経済研究所」の所長。元代議士?。 平垣家の嫁に澄子を世話をする。後に澄子を手籠めにするが、殺される。
 |  | 「夕日の城」 | 
          | 粟島 重介 | 
          | アダチ ジロウ | 古物商。米山スガとは小学校時代からの友人で、色恋の感情はなかった。 女房との間に三人の子供。
 |  | 「切符」 | 
          | 足立 二郎 | 
          | アマギ | 福島淳一と加久隆平を訪ねる。総学連の教宣部長。 髪の毛の乱れた、色の黒い丸顔のずんぐりとした学生。
 |  | 「安全率」 | 
          | 甘木 | 
          | アキコ | 宿(断魚荘)の嫁。ポニーテールで、セーターにスラックス。 亭主持ち、亭主は大阪に修行に行っている。名字が不明
 |  | 「数の風景」 | 
          | アキ子 | 
          | アイコ | 上野吉男の妻。原田源之助、(「西伯地下資源株式会社」の社長)の妹。 | 「は」 | 「数の風景」 | 
          | 愛子(原田愛子) | 
          | アカボシ マキオ | 東大の教授? |  | 「声」 | 
          | 赤星 牧雄 | 
          | アカボシ シンゾウ | 留守中に妻が殺される。会社重役。住まいは、世田谷区世田谷町7ノ263 |  | 「声」 | 
          | 赤星 真造 | 
          | アサノ ジロウ | 新宿で電気器具卸商朝日商会を営む。社長。36歳。事故をきっかけに池内篤子と親しくなる。 実は昔から愛人関係。大型の白ナンバーの車を運転。
 |  | 「交通事故死亡1名」 | 
          | 浅野 二郎 | 
          | アライソ マンタロウ | 高利貸し。猿渡卯平に金を貸す。強欲で悪質な高利貸。猿渡卯平に殺される。62歳。 |  | 「偽狂人の犯罪」 | 
          | 荒磯 満太郎 | 
          | アキコ | 春子の妹。「私」と不倫関係。明子の希望で「私」の生まれ故郷を訪ねる。それが死の旅行だとも知らない。 |  | 「入江の記憶」 | 
          | 明子 | 
          | アキヤマ ヒコザエモン | 留守居役に化けた札差。小笠原大膳太夫家来。色の浅黒い男。事件の首謀者か? |  | 「三人の留守居役」 | 
          | 秋山 彦左衛門 | 
          | アシムラ リョウイチ | 芦村節子の夫。野上顕一郎は義理の叔父。T大学の助教授。学会で福岡に行ったとき野上顕一郎に会う。 節子からの情報で生存の可能性を感じていた?
 |  | 「球形の荒野」 | 
          | 芦村 亮一 | 
          | アシムラ セツコ | 芦村亮一の妻。奈良への旅行で米?書体の「田中孝一」を見つける。 久美子は従妹。野上孝子は叔母。叔父の生存を信じ切れない。
 |  | 「球形の荒野」 | 
          | 芦村 節子 | 
          | アリタ ゲンキチ | 中央でも中堅作家として活躍している。有田がリーダーで、同人誌の『陽海文学』を発酵している。 運営は、地元同人である文学仲間に任せている。
 |  | 「再春」 | 
          | 有田 玄吉 | 
          | アサカ ケンキチ | 安積家の分家の当主。六十九歳。父(利一)より一つ上、父の従兄。国子の弟が父だと考えられる。 |  | 「暗線」 | 
          | 安積 謙吉 | 
          | アソウ セイイチロウ | 経済的なことは無頓着。大学教授、ネイビア夫人とは交換教授で元同僚。 日本におけるプラク・ムルを知る第一人者。
 プラク・ムルと同様の失態を犯す。彼もプラク・ムル氏同様、妻には頭が上がらない。
 |  | 「誤訳」 | 
          | 麻生 静一郎 | 
          | アンダースン | GHQの将校? 岡部隆吉のアンダースン評「ひどい奴ですよ。わが儘で、自分の言う通りにならなければ癇癪を起こして、すぐに日本政府の役人にピストルを見せびらかすんですからね。猛牛のように無知なんです」 |  | 「小説 帝銀事件」 | 
          | アンダースン | 
          | アライ ダイスケ | 背の低い、三十五,六歳のがっちりした体格の男。彫刻家。 自ら「微笑」に取り憑かれていると言うほどのめり込んでいる。
 「古抽の笑い」を追及する中で、宅間添子に巡り会うが、モデルの希望は断られる。
 偶然宅間添子の死に遭遇しデスマスクを取ることになる。
 デスマスクは、彼の作品「微笑」に反映される。作品は展覧会でも高評価を得るが、命取りになる。
 |  | 「微笑の儀式」 | 
          | 新井 大助 | 
          | アオヤマ マチコ | バア「青い河」ホステスで、名字の「青山」は、「青い河」をもじって付けたようで、本名かどうかは不明。 身持ちの軽い女で、妻我・進藤・原沢と関係がある。強欲な女として描かれている。
 妻我には手切れ金代わりに過大な要求をしていたようだ。殺されてしまう。
 | 「ま」 | 「二つの声」 | 
          | 青山 マチ子(マチ子) | 
          | アキオカタツオ | 池野典也の妻(三沙子)が最初の女になる。誘われたとは言えのめり込んでいく。 殺人を教唆され実行してしまう。建築家のしての才能は開花していくが、過ちから逃れることは出来ない。
 三沙子の世話で結婚して、順調な結婚生活を送っているが、独立の夢を抑えきれない。
 独立を認めてもらえず、三沙子との関係も終わることを考えると、共犯者である三沙子さえ居なければと考える様になる。共犯者は最大の敵となって行く手を遮る。二つ目の殺人事件を起こしてしまう。
 |  | 「死んだ馬」 | 
          | 秋岡 辰夫 | 
          | アサオカ キクコ | 三沙子の世話だが、秋岡辰夫と結婚する。 清純で、秋岡にとっても満足できる妻だった。父は相当な会社の社長だった。
 | 「き」 | 「死んだ馬」 | 
          | 秋岡 菊子(菊子) | 
          | アキヤマ チズコ | 若葉学園の学生課の職員。三十二歳。それほど美人ではない。男好きのする顔。大島理事長の女だった。 | 「ち」 | 「混声の森」 | 
          | 秋山 千鶴子 | 
          | アオキ シゲ | 五十歳くらい。初老の女。梅田安太郎の姉、青木良作の女房。最終的に事件の首謀者か? |  | 「紐」 | 
          | 青木 シゲ | 
          | アオキ リョウサク | 講談好きで、事件当日上野の寄席に出掛けていた。青木シゲの夫。 梅田安太郎には内心反感を持っていた。田端駅に勤めている。
 |  | 「紐」 | 
          | 青木 良作 | 
          | アツミケイジ | 背が高く痩せていた。田村捜査主任の下で原刑事と共に捜査に当たる。 |  | 「紐」 | 
          | 渥美刑事 | 
          | アキヤマ チズコ | 朝島病院、院長。先代の後を継ぎ院長として腕を振るっていた。好男子だがお坊ちゃん育ち。 子供はいない。婦長と失踪するが二人は関係なかった。
 先代で傾いた病院を再建し繁昌させるが、裏があった。
 |  | 「草」 | 
          | 朝島 憲一郎 | 
          | アマミヤ ジュンコ | 朝島病院の婦長、朝島院長と失踪する。三十二歳。仕事も出来るしっかり者の女。 朝島憲一郎と失踪するが、仕組まれた失踪だった。死体で発見される。
 |  | 「草」 | 
          | 雨宮 順子 | 
          | アパートノカンリニンオオバサン | 笠原姉妹が住んでいるアパートの管理人。芸者上がりと言われている。 人は良さそうだが口が軽くて事件に巻き込まれる。
 | 「か」・「お」 | 「黒い樹海」 | 
          | アパートの管理人のおばさん | 
          | アサオ リエコ | ホテル「城の望楼」に滞在している。物理学者の夫が国際会議に出席のためホテルで待ち合わせ。 帰国後祐天寺で妊婦を見かける。西原の妻?
 |  | 「ネッカー川の影」 | 
          | 浅尾 利江子 | 
          | アサオ リエコ | 半導体物理学国際会議に出席。ユーゴスラビアとロンドンに滞在している。 妻の利江子とは、テュービンゲンのホテルで待ち合わせ。
 |  | 「ネッカー川の影」 | 
          | 浅尾 伸雄 | 
          | アダベルト | ディアナの夫 |  | 「ネッカー川の影」 | 
          | アダベルト | 
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