松本清張(1083)_霧の旗

題名 霧の旗
読み キリノハタ
原題/改題/副題/備考  
本の題名 松本清張全集 19 霧の旗・砂漠の塩【蔵書No0100】  映画 映像の世界【TV】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1971/07/20●初版
価格 880
発表雑誌/発表場所 「婦人公論」
作品発表 年月日 1959年(昭和34年)7月号〜1960年(昭和35年)3月号
コードNo 19590700-19600300
書き出し 柳田桐子は、朝十時に神田の旅館を出た。もっと早く出たかったが、人の話では、有名な弁護士さんは、そう早く事務所に出勤しないだろうということで、十時になるのを待っていたのだ。大塚欽三というのが、桐子が九州から目当てにしてきた弁護士の名であった。刑事事件にかけては一流だということは、二十歳で、会社のタイピストをしている桐子が知ろうはずはなく、その事件が突然、彼女の生活を襲って以来、さまざまな人の話を聞いているうちに覚えたことである。桐子は一昨日の晩に北九州のK市を発ち、昨夜おそく東京に着いた。神田のその宿にまっすぐに行ったのは、前に中学校の修学旅行のとき、団体で泊まったことがあり、そういう宿なら何となく安心だという気がしたからだ。それから、学生の団体客を泊めるような旅館なら、料金も安いに違いないというつもりもあった。
作品分類 小説(長編) 159P×1000=159000
検索キーワード 老女殺し・弁護士・弁護料・雑誌記者・レストラン経営者の愛人・職業野球(プロ野球)・左利き・バー「海草」・リヨン