松本清張(1063)_剥製

題名 剥製
読み ハクセイ
原題/改題/副題/備考 【重復】〔(株)新潮社=共犯者(新潮文庫)〕
【重複】〔中央公論社=真贋の森〕
本の題名 松本清張全集 37 装飾評伝・短編3【蔵書No0136】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1973/07/20●初版
価格 1200
発表雑誌/発表場所 「中央公論」文藝特集号
作品発表 年月日 1959年(昭和34年)1月号
コードNo 19590100-00000000
書き出し 鳥寄せの名人がF市に居るから写真班を連れて、子供向きの読物記事にしてくれないか、と芦沢が次長から頼まれたのは、十月の終わりごろであった。芦田は、そのとき、新聞社の出版局にいて、小学生や中学生むきの雑誌の編集部に属していた。鳥寄せというのは、どのようなことをするのか芦田は知らなかった。「口笛を吹くような恰好で、野鳥の啼き真似をして同類をあつめるだろう」次長もよく知らないらしかった。「なにしろ名人らしい。その男が呼ぶと、付近の空を飛んでいるあらゆる鳥が集まって、その辺の木の枝にとまるそうだ。知らせてくれた者がそう云っている。面白そうだからグラビアで出したい。君は、その苦心談といったようなものを聞いて記事にしてくれ」住所と名前を書いたメモを渡してくれた。F市というのは武蔵野のはずれにある東京の衛星都市だが、競馬場で有名だった。名人の名前は、塚原太一だと鉛筆の大きな字で教えられた。
作品分類 小説(短編) 13P×1000=13000
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