松本清張(1060)_影の車 第五話 典雅な姉弟

〔(株)文藝春秋=全集1(1971/04/20):【影の車】第二話〕

題名 影の車 第五話 典雅な姉弟
読み カゲノクルマ ダイ05ワ テンガナキョウダイ
原題/改題/副題/備考 【重複】〔(株)新潮社=共犯者(新潮文庫)〕
●シリーズ名=影の車
●全8話
1.
確証〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕
  
確証〔(株)新潮社=黒地の絵 傑作短編集二〕
2.
万葉翡翠〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕
  
万葉翡翠〔(株)新潮社=駅路 傑作短編集六〕
3.
薄化粧の男〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕
  
薄化粧の男〔(株)新潮社=駅路 傑作短編集六〕
4.
潜在光景〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕
  
潜在光景〔(株)新潮社=共犯者〕
  
潜在光景〔(株)角川書店=潜在光景〕
5.典雅な姉弟〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕
  
典雅な姉弟〔(株)新潮社=共犯者〕
6.
田舎医師〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕
  
田舎医師〔(株)新潮社=宮部みゆき選〕
7.
鉢植えを買う女〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕
  
鉢植えを買う女〔(株)角川書店=潜在光景〕
8.
突風
●全集(7話)
1.
潜在光景
2.典雅な姉弟
3.万葉翡翠
4.
鉢植えを買う女
5.
薄化粧の男
6.
確証
7.
田舎医師




※「
突風」が未収録
本の題名 松本清張全集 1 点と線・時間の習俗【蔵書No0022】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1971/04/20●初版
価格 800
発表雑誌/発表場所 「婦人公論」
作品発表 年月日 1961年(昭和36年)5月号
コードNo 19610500-00000000
書き出し 東京の麻布の高台でT坂といえば、高級な住宅地として高名だった。明治時代には、このあたりに政府高官の邸や、富豪の邸宅があった。今でもそのときの伝統は残っている。近くには、外国公館がさまざまな美しい国旗を立てて散在している。緑色の森陰に白亜の舘を見るのは、ちょっとした異国情緒だった。それに高台が多く、その谷間を繁ぐに急な坂道となっている。だから、坂には甃の刻みがあり、光の加減で鮮やかな模様が翳る。長い塀が幾段にも屈折して、道の両側に伸びていた。近くの外国公館から、西洋夫人が犬でも連れて出て来て、この道を散歩しようものなら、とんと日本ではないような錯覚が起きる。もちろん、道は一筋ではない。途中、小さな狭い路地が幾つもに岐れている。そこに入っても、必ず瀟洒な構えの邸宅があることに間違いはなかった。
作品分類 小説(短編/シリーズ) 21P×1000=21000
検索キーワード 麻布・T坂(鳥居坂)・美男子・生駒家・不能者・肉体的欠陥・御殿・電報・婦人科・中絶・義姉