松本清張_松本清張社会評論集 V ハノイ再訪

題名 松本清張社会評論集 V ハノイ再訪
読み マツモトセイチョウシャカイヒョウロンシュウ 03 ハノイサイホウ
原題/改題/副題/備考 T  「かなしき家の長たち
   「
汚職の中の女
   「
霧の中の教科書
   「
わが政治的直言
   「
汚職日本の病根
   「
日蓮と社会背景
   「
「檄」と二・二六との近似
   「
「示談」への疑惑
   「
世事と憲法(憲法公布二十五周年記念京都府民の集いでの講演)」■講演■
   「
改悪の道は悲惨へ続く(「生かそう憲法二十五周年のつどい」の講演)」■講演■
   「
税金に異議あり(犠牲の公平の要求)
   「
「仲介」者の立場について
U  「
”黒い霧”は晴れたか(松川判決を傍聴して)
   「
事件と政治的ふんい気
   「
裁判にゆらぐ人権
   「
松川裁判と広津和郎
   「
下山事件「自殺論」について
   「
司法権の独立と政治(「平賀書簡」訴追委決定をめぐって)
   「
カンか科学か(機密文書「下山事件捜査報告」を読んで)
V  「ハノイはどう考えているか
   「
北ベトナム古代文化の旅
   ハノイ再訪
本の題名 松本清張社会評論集【蔵書No0178】
出版社 (株)新日本出版社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1976/08/30●初版
価格 980
発表雑誌/発表場所 「赤旗」
作品発表 年月日 1974年(昭和49年)1月20日〜26日
コードNo 19740120-19740126
書き出し 去年〔1973年〕の十一月二十一日から翌月五日までわたしはハノイに滞在した。同行は東京大学名誉教授江上波夫、同大学助教授大林太良の両氏に、日本共産党科学技術部長浅見善吉氏が事務局長各で参加した。今回北ベトナム訪問の主な目的は日本と北ベトナムの考古学界・民俗学の接触交流にある。このことはほかの場所でも書いているのであまり繰り返さないが、要するにわたしが一九六八年に北爆下のハノイに入ったとき同地の歴史博物館にある考古学的陳列品をみて両学界の交流を念願したのである。日本の弥生式文化が米作り技術の渡来によってはじまったことは知られている通りだが、この米作りの故郷が中国南部からベトナムにかけた地域であろうということも現代では定説化している。ベトナムの考古学的遺物には日本のそれと共通性または近似性があるはずである。
作品分類 社会評論
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