題名 | 松本清張社会評論集 T 世事と憲法(憲法公布二十五周年記念京都府民の集いでの講演)/講演 |
読み | マツモトセイチョウシャカイヒョウロンシュウ 01 セジトケンポウ (ケンポウコウフ25シュウネンキネンキョウトフミンノツドイデノコウエン)/コウエン |
原題/改題/副題/備考 | 【重複】〔大和出版=わが人生観 私のものの見方
考え方〕 T 「かなしき家の長たち」 「汚職の中の女」 「霧の中の教科書」 「わが政治的直言」 「汚職日本の病根」 「日蓮と社会背景」 「「檄」と二・二六との近似」 「「示談」への疑惑」 「世事と憲法(憲法公布二十五周年記念京都府民の集いでの講演)」■講演■ 「改悪の道は悲惨へ続く(「生かそう憲法二十五周年のつどい」の講演)」■講演■ 「税金に異議あり(犠牲の公平の要求)」 「「仲介」者の立場について」 U 「”黒い霧”は晴れたか(松川判決を傍聴して)」 「事件と政治的ふんい気」 「裁判にゆらぐ人権」 「松川裁判と広津和郎」 「下山事件「自殺論」について」 「司法権の独立と政治(「平賀書簡」訴追委決定をめぐって)」 「カンか科学か(機密文書「下山事件捜査報告」を読んで)」 V 「ハノイはどう考えているか」 「北ベトナム古代文化の旅」 「ハノイ再訪」 |
本の題名 | 松本清張社会評論集■【蔵書No0178】 |
出版社 | (株)新日本出版社 |
本のサイズ | A5(普通) |
初版&購入版.年月日 | 1976/08/30●初版 |
価格 | 980 |
発表雑誌/発表場所 | 講演/憲法公布二十五周年記念京都府民の集いでの講演/文責「文化評論」編集部 |
作品発表 年月日 | 1971年(昭和46年)11月24日 |
コードNo | 19711124-00000000 |
書き出し | 憲法反対論者は、憲法がアメリカからのおしつけであるということを反対の理由にしております。たしかにそういう面があったのです。敗戦によってアメリカ、ソ連、中国によるいわゆる対日理事会が日本を今後どのように処理していくかという段階で相談した時に、中国とソ連とは日本に共和国制をしくこと、つまり天皇制を廃止して、共和制による国体にすることを主張したのにたいし、アメリカは天皇制はそのまま残しておくことを主張しました。これは長い間日本の国民性に根を下ろしている体制であるからこれを利用しない法はない、というわけであります。しかし新しい憲法で日本に戦争を放棄させ、戦力をまったく払拭してしまうということもアメリカの主張でした。アメリカにとっては四十年もの長い間敵国であった国から戦う力を全くなくすることは非常に好都合であったわけです。 |
作品分類 | 講演/社会評論 |
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