題名 | 松本清張社会評論集 V ハノイはどう考えているか |
読み | マツモトセイチョウシャカイヒョウロンシュウ 03 ハノイハドウカンガエテイルカ |
原題/改題/副題/備考 | T 「かなしき家の長たち」 「汚職の中の女」 「霧の中の教科書」 「わが政治的直言」 「汚職日本の病根」 「日蓮と社会背景」 「「檄」と二・二六との近似」 「「示談」への疑惑」 「世事と憲法(憲法公布二十五周年記念京都府民の集いでの講演)」■講演■ 「改悪の道は悲惨へ続く(「生かそう憲法二十五周年のつどい」の講演)」■講演■ 「税金に異議あり(犠牲の公平の要求)」 「「仲介」者の立場について」 U 「”黒い霧”は晴れたか(松川判決を傍聴して)」 「事件と政治的ふんい気」 「裁判にゆらぐ人権」 「松川裁判と広津和郎」 「下山事件「自殺論」について」 「司法権の独立と政治(「平賀書簡」訴追委決定をめぐって)」 「カンか科学か(機密文書「下山事件捜査報告」を読んで)」 V 「ハノイはどう考えているか」 「北ベトナム古代文化の旅」 「ハノイ再訪」 |
本の題名 | 松本清張社会評論集■【蔵書No0178】 |
出版社 | (株)新日本出版社 |
本のサイズ | A5(普通) |
初版&購入版.年月日 | 1976/08/30●初版 |
価格 | 980 |
発表雑誌/発表場所 | 「赤旗」 |
作品発表 年月日 | 1968年(昭和43年)4月16日 |
コードNo | 19680416-00000000 |
書き出し | 私は三月十九日〔一九六八年〕にハノイに入り、四月五日まで十八日間滞在した。その間、ラオス国境に近い地方を旅行し、ハイフォンを訪れた。中央や地方の幹部たちにも会って、いろいろと話を聞いた。私の行動の詳しいことは、「赤旗」日曜版に「北ベトナム日記」として掲載するので、それを読んでいただくこととして、ここでは全体の印象や感想をあらまし述べたいと思う。ハノイの市民生活は平穏で明るいというと日本の人たちは疑ってかかる。あれほど激しい爆撃をうけているのにそんなはづずはないと考え、それはハノイの気に入るように報告しているのであろうと断定しがちである。げんにそうした判断から非難や有形無形の迫害をうけて職場を去らざるを得なくなったジャーナリストもいる。しかし、私たちは裸の王様に追従するわけにはゆかない。本当というよりほかないのである。 |
作品分類 | 社会評論 |
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