題名 | 松本清張社会評論集 V 北ベトナム古代文化の旅 |
読み | マツモトセイチョウシャカイヒョウロンシュウ 03 キタベトナムコダイブンカノタビ |
原題/改題/副題/備考 | T 「かなしき家の長たち」 「汚職の中の女」 「霧の中の教科書」 「わが政治的直言」 「汚職日本の病根」 「日蓮と社会背景」 「「檄」と二・二六との近似」 「「示談」への疑惑」 「世事と憲法(憲法公布二十五周年記念京都府民の集いでの講演)」■講演■ 「改悪の道は悲惨へ続く(「生かそう憲法二十五周年のつどい」の講演)」■講演■ 「税金に異議あり(犠牲の公平の要求)」 「「仲介」者の立場について」 U 「”黒い霧”は晴れたか(松川判決を傍聴して)」 「事件と政治的ふんい気」 「裁判にゆらぐ人権」 「松川裁判と広津和郎」 「下山事件「自殺論」について」 「司法権の独立と政治(「平賀書簡」訴追委決定をめぐって)」 「カンか科学か(機密文書「下山事件捜査報告」を読んで)」 V 「ハノイはどう考えているか」 「北ベトナム古代文化の旅」 「ハノイ再訪」 |
本の題名 | 松本清張社会評論集■【蔵書No0178】 |
出版社 | (株)新日本出版社 |
本のサイズ | A5(普通) |
初版&購入版.年月日 | 1976/08/30●初版 |
価格 | 980 |
発表雑誌/発表場所 | 「朝日新聞・夕刊」 |
作品発表 年月日 | 1973年(昭和48年)12月20日、21日、24日、25日 |
コードNo | 19731220-19731225 |
書き出し | 一 橋渡し 一九六八年の三月、北爆下のハノイに入ったわたしは、その三十一日に出されたジョンソンの北爆一時停止をも現地で聞いたのだが、それまで頻繁な空襲警報のなかで各所をみて回ることを一日も欠かさなかった。その一つに歴史博物館があった。建物はフランス統治時代に建てられた「地質博物館」である。紅河西岸堤防のすぐ傍で、統治時代にはフランスの考古学者や地質学者によって発掘された遺物や標本が陳列されていたが、敗北したフランス人が引きあげるとき、主だった遺物は持ち去ったということである。それでもわたしが参観したときは陳列室にすき間はなかった。あとで聞いたのだが、重要な物はほとんど疎開させ、そこにはコピーをならべたというのだが、この模製品が実に上手につくってあって、コピーとはちょっと気がつかない。 |
作品分類 | 社会評論 |
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