題名 | 松本清張社会評論集 U 松川裁判と広津和郎 |
読み | マツモトセイチョウシャカイヒョウロンシュウ 02 マツカワサイバントヒロツカズオ |
原題/改題/副題/備考 | T 「かなしき家の長たち」 「汚職の中の女」 「霧の中の教科書」 「わが政治的直言」 「汚職日本の病根」 「日蓮と社会背景」 「「檄」と二・二六との近似」 「「示談」への疑惑」 「世事と憲法(憲法公布二十五周年記念京都府民の集いでの講演)」■講演■ 「改悪の道は悲惨へ続く(「生かそう憲法二十五周年のつどい」の講演)」■講演■ 「税金に異議あり(犠牲の公平の要求)」 「「仲介」者の立場について」 U 「”黒い霧”は晴れたか(松川判決を傍聴して)」 「事件と政治的ふんい気」 「裁判にゆらぐ人権」 「松川裁判と広津和郎」 「下山事件「自殺論」について」 「司法権の独立と政治(「平賀書簡」訴追委決定をめぐって)」 「カンか科学か(機密文書「下山事件捜査報告」を読んで)」 V 「ハノイはどう考えているか」 「北ベトナム古代文化の旅」 「ハノイ再訪」 |
本の題名 | 松本清張社会評論集■【蔵書No0178】 |
出版社 | (株)新日本出版社 |
本のサイズ | A5(普通) |
初版&購入版.年月日 | 1976/08/30●初版 |
価格 | 980 |
発表雑誌/発表場所 | 「朝日新聞・夕刊」 |
作品発表 年月日 | 1965年(昭和40年)8月13日 |
コードNo | 19650813-00000000 |
書き出し | 昭和二十四年八月十七日午前三時九分、東北本線、金谷川、松川間の線路がカーブしたところで機関車が脱線転覆し、つづく数車両も脱線し、機関士ほか二名の乗員が惨死した。現場を調べると、レールのツギ目板がはずされ、まくら木の犬クギが抜かれ、重い一本のレールは線路から十三メートルもはなされたところに、破損もなく地面に横たわっていた。犬クギをはずすために使ったと思われる普通のバールが一本、近くの稲田から発見された。つづいて小さな自在スパナ一個も発見された(と称して捜査当局は証拠品とした)。誰かが作為的に現場の線路をとりはずし、右の列車を転覆させたことは、はっきりしていた。「松川事件」の発端である。 |
作品分類 | 社会評論 |
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