題名A | 昭和史発掘 第十三話 スパイ”M”の謀略 | |
読み | ショウワシハックツ ダイ13ワ スパイ”M”ノボウリャク | |
原題/改題/副題/備考 | 【重復】〔(株)文藝春秋=昭和史発掘1〕 | |
●シリーズ名=昭和史発掘●全20話 1.陸軍機密費問題〔昭和史発掘1〕 2.石田検事の怪死〔昭和史発掘1〕 石田検事の怪死〔全集32〕 3.朴烈大逆事件〔昭和史発掘1〕 朴烈大逆事件〔全集32〕 4.芥川龍之介の死〔昭和史発掘2〕 芥川龍之介の死〔全集32〕 5.北原二等卒の直訴〔昭和史発掘2〕 北原二等卒の直訴〔全集32〕 6.三・十五共産党事件〔昭和史発掘2〕 三・十五共産党事件〔全集32〕 7.「満州某重大事件」〔昭和史発掘3〕 8.佐分利公使の怪死〔昭和史発掘3〕 佐分利公使の怪死〔全集32〕 9.潤一郎と春夫〔昭和史発掘3〕 潤一郎と春夫〔全集32〕 10.天理研究会事件〔昭和史発掘4〕 天理研究会事件〔全集32〕 11.『桜会』の野望〔昭和史発掘4〕 12.五・十五事件〔昭和史発掘4〕 13.スパイ”M”の謀略〔昭和史発掘5〕 スパイ”M”の謀略〔全集32〕 14.小林多喜二の死〔昭和史発掘5〕 15.京都大学の墓碑銘〔昭和史発掘6〕 16.政治の妖雲・穏田の行者 〔対談:昭和史発掘1〕 17.天皇機関説〔昭和史発掘6〕 18. 「お鯉」事件〔対談:昭和史発掘1〕 19.永田鉄山刺殺(陸軍士官学校事件) 〔昭和史発掘6〕 20.二・二十六事件〔昭和史発掘7〜13〕 1.相沢事件/軍閥の暗闘 2.相沢公判/ 北、西田と青年将校運動 3.安藤大尉と山口大尉/二月二十五日夜 4.襲撃/「諸子ノ行動」 5.占拠と戒厳令/奉勅命令/崩壊 6.特設軍法会議/秘密審理 7.判決/終章 |
●全集(全9話) 1.石田検事の怪死 2.朴烈大逆事件 3.芥川龍之介の死 4.北原二等卒の直訴 5.三・十五共産党事件 6.佐分利公使の怪死 7.潤一郎と春夫 8.天理研究会事件 9.スパイ”M”の謀略 |
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本の題名 | 松本清張全集 32 昭和史発掘■【蔵書No0121】 | |
出版社 | 文藝春秋 | |
本のサイズ | A5(普通) | |
初版&購入版.年月日 | 1974/07/05●2版 | |
価格 | 1200 | |
発表雑誌/発表場所 | 「週刊文春」 | |
作品発表 年月日 | 1966年(昭和41年)4月25日号〜8月8日号 | |
コードNo | 19660425-19660808 | |
書き出し | 昭和七年十月七日の朝刊には、柳條溝爆破事件など日中両国の紛争事情を現地で調査したリットン報告が発表され、その反駁意見書起草のため、外務省に、有田(八郎)次官、吉田(茂)駐伊大使、松岡(洋右)代表、陸軍側から山岡軍務局長、永田参謀本部第二部長など、海軍側から寺島軍務局長、島田軍令部第三班長などが参集したという記事が載っている。その同じ日の社会面には、読者の眼をむく銀行ギャング事件の発生が大々的に報じられた。これが世に名高い「共産党員の大森銀行強盗事件」だが、まず、それをなるべく新聞記事に忠実にしたがって要約的に書いてみる。使用した新聞は東京朝日新聞だが、ほとんどの取材が警視庁の発表のものだから、ほかの新聞の報道でも大差はない。この稿を新聞記事から起すのは、筆者がなにも容易な方法を撰んだのではなく、いわゆる「発表もの」についてあとで事実と照合したいためだ。 | |
作品分類 | ノンフィクション(長編/シリーズ) | |
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