題名A | 昭和史発掘 第四話 芥川龍之介の死 | |
読み | ショウワシハックツ ダイ04ワ アクタガワリュウノスケノシ | |
原題/改題/副題/備考 | 【重復】〔(株)文藝春秋=昭和史発掘1〕 | |
●シリーズ名=昭和史発掘●全20話 1.陸軍機密費問題〔昭和史発掘1〕 2.石田検事の怪死〔昭和史発掘1〕 石田検事の怪死〔全集32〕 3.朴烈大逆事件〔昭和史発掘1〕 朴烈大逆事件〔全集32〕 4.芥川龍之介の死〔昭和史発掘2〕 芥川龍之介の死〔全集32〕 5.北原二等卒の直訴〔昭和史発掘2〕 北原二等卒の直訴〔全集32〕 6.三・十五共産党事件〔昭和史発掘2〕 三・十五共産党事件〔全集32〕 7.「満州某重大事件」〔昭和史発掘3〕 8.佐分利公使の怪死〔昭和史発掘3〕 佐分利公使の怪死〔全集32〕 9.潤一郎と春夫〔昭和史発掘3〕 潤一郎と春夫〔全集32〕 10.天理研究会事件〔昭和史発掘4〕 天理研究会事件〔全集32〕 11.『桜会』の野望〔昭和史発掘4〕 12.五・十五事件〔昭和史発掘4〕 13.スパイ”M”の謀略〔昭和史発掘5〕 スパイ”M”の謀略〔全集32〕 14.小林多喜二の死〔昭和史発掘5〕 15.京都大学の墓碑銘〔昭和史発掘6〕 16.政治の妖雲・穏田の行者 〔対談:昭和史発掘1〕 17.天皇機関説〔昭和史発掘6〕 18. 「お鯉」事件〔対談:昭和史発掘1〕 19.永田鉄山刺殺(陸軍士官学校事件) 〔昭和史発掘6〕 20.二・二十六事件〔昭和史発掘7〜13〕 1.相沢事件/軍閥の暗闘 2.相沢公判/ 北、西田と青年将校運動 3.安藤大尉と山口大尉/二月二十五日夜 4.襲撃/「諸子ノ行動」 5.占拠と戒厳令/奉勅命令/崩壊 6.特設軍法会議/秘密審理 7.判決/終章 |
●全集(全9話) 1.石田検事の怪死 2.朴烈大逆事件 3.芥川龍之介の死 4.北原二等卒の直訴 5.三・十五共産党事件 6.佐分利公使の怪死 7.潤一郎と春夫 8.天理研究会事件 9.スパイ”M”の謀略 |
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本の題名 | 松本清張全集 32 昭和史発掘■【蔵書No0121】 | |
出版社 | 文藝春秋 | |
本のサイズ | A5(普通) | |
初版&購入版.年月日 | 1974/07/05●2版 | |
価格 | 1200 | |
発表雑誌/発表場所 | 「週刊文春」 | |
作品発表 年月日 | 1964年(昭和39年)11月9日号〜1965年(昭和40年)1月11日号 | |
コードNo | 19641109-19650111 | |
書き出し | 昭和二年は不況の絶頂で、政府は失業者五十万と発表したが、潜在失業者を含めて三百五十万というのが今日の常識になっている。若槻内閣の下でおこった金融恐慌は、片岡直温蔵相の失言から、ついに、台湾銀行閉鎖というパニック状態を現出した。無能な高槻はついにこれで内閣を投げ出したわけだが、その辞職の原因には立松判事の朴烈取調問題もからまっている。この金融恐慌のさなかに田中義一の政友会内閣が成立(四月二十日)し、高橋是清蔵相がモトリアム(支払猶予勅令)を実施した。それでも、恐慌による休業銀行は三十七に上った。巷に失業者が満ち、私も職がなかった。いま、このシリーズの一つとして芥川の死を書くことになったが、これは昭和史の一齣として書くのであった、別に芥川龍之介論でもなければ、作品論でもない。また、芥川の死について新発見や新解釈をするつもりはない。最初にお断りしておく。 | |
作品分類 | ノンフィクション(中編/シリーズ) | |
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