題名 | エッセイより 私の小説作法 |
読み | エッセイヨリ ワタシノショウセツサホウ |
原題/改題/副題/備考 | 【重複】〔大和出版=わが人生観 私のものの見方
考え方〕 ※福岡市都久志会館(1983年3月5日講演)とは別 1.「学歴の克服」(重複) 2.「実感的人生論」 3.「ほんとうの教育者はと問われて」 4.「碑の砂」(重複) 5.「「西郷札」のころ」 6.「作家殺しの賞」 7.「この10年」 8.「回想「酸素テントの中の格闘」」 9.「ヨーロッパ20日コースをゆく」●《改題=はじめてのヨーロッパ》 10.「"地の塩"地帯をゆく」 11.「ハバナへの短い旅」 12.「暑い国のスケッチ」 13.「南北であった女」 14.「瑠璃碗記」(重複) 15.「私のくずかご」 16.「占領「鹿鳴館」の女たち」 17.「政治と税金」 18.「現代のヒズミ−税金」 19.「小説でない「黒い霧」」 20.「政治家の税金」 21.「新権力論」 22.「「政治」とよど号」 23.「推理小説の読者」(原題=推理小説時代)(重複A) 24.「日本の推理小説」(原題=推理小説独言) (重複A) 25.「推理小説の発想/小説と素材」 (重複A) 26.「推理小説の発想/創作ノート」 (重複A) 27.「私の黒い霧」(病床推理文学随想) 28.「推理小説の題材」(講演) 29.「灰色の皺」 30.「私の小説作法」(重複) 31.「小説に「中間」はない」 32.「朝の新聞」 33.「小説のなかの「私」への疑問」 34.「大岡昇平氏のロマンチックな裁断」 35.「文壇小説の陥没」 36.「劉生晩期」●《改題=岸田劉生晩景》(重複) |
本の題名 | 松本清張全集 34 半生の記・ハノイで見たこと・エッセイより■【蔵書No0105】 |
出版社 | (株)文藝春秋 |
本のサイズ | A5(普通) |
初版&購入版.年月日 | 1974/02/20●初版 |
価格 | 880 |
発表雑誌/発表場所 | 「毎日新聞」 |
作品発表 年月日 | 1964年(昭和39年)9月13日 |
コードNo | 19640913-00000000 |
書き出し | 筋。......小説は本来が物語であるから、筋が重要なことはいうまでもない。文章家として知られているある大家がある文芸雑誌から文章論の寄稿を頼まれたとき、ぼくは文章よりも筋は欲しいのだ、と話されたことがある。むろん、小説は「何を書くべきか」が前提であるから、それが決まってから「いかに書くべきか」の作法の問題となる。近ごろ文壇の「不毛」がいわれるのは、作家が何を書くべきかが発見できず、あいまいな発想を「いかに書くべきか」に片寄せているためであろうか。たしかにいかに書くべきかの小説技術だけは進歩した。このすぐれた技術を身につけた作家たちが多いのに、私の小説作法を口にするのはおこがましいかぎりであるが、求められたからここに素朴な考えを簡単に書く。小説は、やはり読んでおもしろくなければならないと思うから、私はプロットにできるだけ物語性をもたらそうとしている。 |
作品分類 | エッセイ |
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