松本清張_エッセイより_ヨーロッパ20日コースをゆく(原題)

(改題=はじめてのヨーロッパ611_sei_saltukanotetyou_03_01_hajimetenoyo-roltupa_1964nenn_.html

題名 エッセイより ヨーロッパ20日コースをゆく
読み エッセイヨリ ヨーロッパ20ニチコースヲユク
原題/改題/副題/備考 【重複】〔(株)文藝春秋=作家の手帖〕
(改題=はじめてのヨーロッパ)

 1.「学歴の克服(重複)
 2.「実感的人生論
 3.「ほんとうの教育者はと問われて
 4.「碑の砂(重複)
 5.「「西郷札」のころ
 6.「作家殺しの賞
 7.「この10年
 8.「回想「酸素テントの中の格闘」
 9.「ヨーロッパ20日コースをゆく●《改題=はじめてのヨーロッパ》
10.「"地の塩"地帯をゆく
11.「ハバナへの短い旅
12.「暑い国のスケッチ
13.「南北であった女
14.「瑠璃碗記(重複)
15.「私のくずかご
16.「占領「鹿鳴館」の女たち
17.「政治と税金
18.「現代のヒズミ−税金」 
19.「小説でない「黒い霧」」 
20.「政治家の税金」 
21.「新権力論
22.「「政治」とよど号」 
23.「推理小説の読者(原題=推理小説時代)(重複A)
24.「日本の推理小説(原題=推理小説独言) (重複A)
25.「
推理小説の発想/小説と素材(重複A)
26.「推理小説の発想/創作ノート(重複A)
27.「私の黒い霧」(病床推理文学随想)
28.「推理小説の題材(講演)
29.「灰色の皺
30.「私の小説作法(重複)
31.「小説に「中間」はない」 
32.「朝の新聞
33.「小説のなかの「私」への疑問
34.「大岡昇平氏のロマンチックな裁断
35.「文壇小説の陥没
36.「劉生晩期●《改題=岸田劉生晩景》(重複)
本の題名 松本清張全集 34 半生の記・ハノイで見たこと・エッセイより【蔵書No0105】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1974/02/20●初版
価格 880
発表雑誌/発表場所 「旅」
作品発表 年月日 1964年(昭和39年)7月号〜9月号
コードNo 19640700-19640900
書き出し 昭和三十九年四月十二日(日)
SAS機で羽田を定刻二十二時に出発、アンカレッジに向かった。某出版社のA君(注1)と同行である。ファーストクラスには日本人が半分ぐらい占めているので、まだ海外旅行の実感がしない。子供を連れた夫婦者や、某化粧品会社の社長の新婚組などが坐っていた。キャビア、牛肉、鮭の薫製などがオープンサンドウィッチにして出される。料理のほうは北欧の雰囲気だが、まだ東京から札幌に行くような気持ちにしかなれない。仕事を片づけるため前の晩に三時間しか眠ってないし、出発時間直前まで机についていたせいかもしれない。また旅の支度が十分にできなかった理由もあろう。燈の光を座席に射しこんで客の顔を眺め、問題でないと思われる車はさっさと通していた。                         
作品分類 エッセイ
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