松本清張_清張歴史遊記T 歴史随行5 わたしの明月記/テレビ

題名 清張歴史遊記T 歴史随行5 わたしの明月記/テレビ 
読み セイチョウレキシユウキ01 レキシズイコウ5 ワタシノメイゲツキ/テレビ 
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=清張歴史遊記
T 歴史随行

   
ヘレニズムと仏教/テレビ
   
旅と小説/テレビ
  
わたしの歴史小説/テレビ
   
古代史の虚像と実像/テレビ
   わたしの明月記/テレビ 
U 古代史の旅
   
「倭人伝」の虚構と真実/講演
   
ペルシャ文化と飛鳥/講演
V 
飛鳥時代の西方宗教/講演
W 
戦国武将の経営術/講演
X 
城下町随想−−主流と在野の人物史/講演
Y 清張が語る日本の官僚政治史
   
官僚の誕生/ラジオ
   
富国強兵/ラジオ
   
政党政治と軍閥/ラジオ
   
軍国主義と官僚/ラジオ
   
汚職の構造/ラジオ
Z 
接合の論理−推理 林彪・四人組事件
本の題名 清張歴史遊記【蔵書No0169】
出版社 日本放送出版協会
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1982/11/20●初版
価格 1200
発表雑誌/発表場所 NHK教育テレビ『テレビコラム』
作品発表 年月日 1979年(昭和54年)4月3日.5月8日.7月3日.8月7日.9月4日放送
コードNo 19790403-19790904
書き出し 「わたしの明月記」という題を掲げましたが、これは藤原定家の『明月記』を注釈する話ではございません。ただ『明月記』という定家の日記の題名を、わたしのこれからの話に借りてきただけでございます。また、中秋の名月がやがて迫ってまいりますが、それとも直接には関係がございません。いうなれば、月とわたしの生活とでもいいましょうか。そういう思い出を話したいと思います。わたしが十九歳ぐらいの時でございましたでしょうか、それまで髪を長く伸ばしていたのを、どういうつもりか散髪屋にまいりまして、丸坊主にしたことがございます。わたしの家は小倉の三萩野といって小倉市内から離れた、今では立派な町になっておるのですが、当時は田んぼの中、そういうところにございまして、散髪屋から帰りに空を見上げますと、月が皓々こうこうと照っている。やはり九月の名月に近いころだったと思います。寒い思いをしたのを憶えております。
作品分類 テレビ/古代史
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