松本清張_清張歴史遊記T 歴史随行1 ヘレニズムと仏教/テレビ

題名 清張歴史遊記T 歴史随行1 ヘレニズムと仏教/テレビ 
読み セイチョウレキシユウキ01 レキシズイコウ1 ヘレニズムトブッキョウ/テレビ 
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=清張歴史遊記
T 歴史随行
   
ヘレニズムと仏教/テレビ
   
旅と小説/テレビ
  
わたしの歴史小説/テレビ
   
古代史の虚像と実像/テレビ
   
わたしの明月記/テレビ 
U 古代史の旅
   
「倭人伝」の虚構と真実/講演
   
ペルシャ文化と飛鳥/講演
V 
飛鳥時代の西方宗教/講演
W 
戦国武将の経営術/講演
X 
城下町随想−−主流と在野の人物史/講演
Y 清張が語る日本の官僚政治史
   
官僚の誕生/ラジオ
   
富国強兵/ラジオ
   
政党政治と軍閥/ラジオ
   
軍国主義と官僚/ラジオ
   
汚職の構造/ラジオ
Z 
接合の論理−推理 林彪・四人組事件
本の題名 清張歴史遊記【蔵書No0169】
出版社 日本放送出版協会
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1982/11/20●初版
価格 1200
発表雑誌/発表場所 NHK教育テレビ『テレビコラム』
作品発表 年月日 1979年(昭和54年)4月3日.5月8日.7月3日.8月7日.9月4日放送
コードNo 19820200-19820500
書き出し こんばんは。今日からテレビ・コラム(NHK教育テレビ)でお話しすることになりました。その第一回に、「ヘレニズムと仏教」という題を揚げました。ヘレニズムと仏教というと、一見、木に竹をついだような感じがいたしますが、双方に必ずしも共通点がないわけではありません。結論から申しますと、ヘレニズムも仏教も時の権力者、為政者の人民統治政策であったとする、こう考えると、木に竹がつげるんじゃないかと思います。ヘレニズムのほうから申しますと、西洋史をひもとけば、ヨーロッパとアジアの融合であるとか、メトロポリス主義とかいうことが、まず第一に頭に浮かびます。仏教のほうは、日本に入ってくるのがだいたい六世紀半ばの飛鳥時代で、朝鮮の百済からまず仏像を受け入れる。そして八世紀の奈良時代になると、中国の仏教が直接に入りまして、仏像よりもたくさんな経典が、遣唐使に随って行き長安に長くいた留学生や留学僧らによって輸入され、寺院を中心に非常に盛行する、というふうになってまいります。
作品分類 テレビ/古代史
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