松本清張_清張歴史遊記T 歴史随行4 古代史の虚像と実像/テレビ

題名 清張歴史遊記T 歴史随行4 古代史の虚像と実像/テレビ 
読み セイチョウレキシユウキ01 レキシズイコウ4 コダイシノキョゾウトジツゾウ/テレビ 
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=清張歴史遊記
T 歴史随行

   
ヘレニズムと仏教/テレビ
   
旅と小説/テレビ
  
わたしの歴史小説/テレビ
   古代史の虚像と実像/テレビ
   わたしの明月記/テレビ 
U 古代史の旅
   
「倭人伝」の虚構と真実/講演
   
ペルシャ文化と飛鳥/講演
V 
飛鳥時代の西方宗教/講演
W 
戦国武将の経営術/講演
X 
城下町随想−−主流と在野の人物史/講演
Y 清張が語る日本の官僚政治史
   
官僚の誕生/ラジオ
   
富国強兵/ラジオ
   
政党政治と軍閥/ラジオ
   
軍国主義と官僚/ラジオ
   
汚職の構造/ラジオ
Z 
接合の論理−推理 林彪・四人組事件
本の題名 清張歴史遊記【蔵書No0169】
出版社 日本放送出版協会
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1982/11/20●初版
価格 1200
発表雑誌/発表場所 NHK教育テレビ『テレビコラム』
作品発表 年月日 1979年(昭和54年)4月3日.5月8日.7月3日.8月7日.9月4日放送
コードNo 19790403-19790904
書き出し こんばんは。「古代史の虚像と実像」という題でございますが、古代史といっても、おもに文献のほう、それも『日本書紀』から見た実像と虚像ということでお話ししたいと思います。『日本書紀』というのは、七世紀の終わりから編纂が始められまして、八世紀の初頭に完成しております。この『日本書紀』はもちろん官製の、つまりおかみで作られた歴史でございます。したがって、体制側にとって都合の悪いことは書かれようはずはございません。そこで今日は、聖徳太子と蘇我馬子との関係を見ていきたいと思います。聖徳太子は、十の訴えを聞いて一時にこれを解決したとか、あるいは仏教の熱心な信者で、『三経義流』といいまして、勝鬘経、法華経、維摩経、この三つのお経をみずから注釈されたとか、また、有名な十七条の憲法をつくった偉大な人物とされております。
作品分類 テレビ/古代史
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