題名 | 随筆 黒い手帖 現在の犯罪/黒いノート | |
読み | ズイヒツ クロイテチョウ ゲンザイノハンザイ/クロイノート | |
原題/改題/副題/備考 | ●「黒いノート」 小松川女子高生殺し事件 新興宗教殺人事件 柏木の若妻殺し 貨車強殺事件 「目撃者」の眼 三鷹のピストル事件 筆跡鑑定の信憑性 偽装他殺事件 犯罪捜査の壁 動機無き殺人 贋造紙幣の話 ●「『日本の黒い霧』について」 はじめに 帝銀事件の疑問 下山事件の受益者 事件の戦略性 史家の方法を踏襲 指揮権発動の問題 朝鮮戦争と事件 ●「松川事件判決の瞬間」 判決の瞬間 門田判決の構成 蔭の演出者 松川判決の反響 残された問題 |
随筆 黒い手帖 推理小説の魅力 ●「推理小説の読者」 ●「日本の推理小説」 随筆 黒い手帖 推理小説の発想 ●「小説と素材」 ●「創作ノート(一)」 ●「創作ノート(二)」 随筆 黒い手帖 現在の犯罪 ●「黒いノート」 ●「『日本の黒い霧』について」 ●「松川事件判決の瞬間」 随筆 黒い手帖 二つの推論 ●「スチュワーデス殺し事件」 ●「下山事件白書」の謎」 随筆 黒い手帖 推理小説の周辺 ●「スリラー映画」 ●「楽屋裏の話」 随筆 黒い手帖 「あとがき 」 |
本の題名 | 随筆 黒い手帖■【蔵書No0176】 | |
出版社 | 中央公論社 | |
本のサイズ | A5(普通) | |
初版&購入版.年月日 | 1961/09/30●13版1974/05/20 | |
価格 | 680 | |
発表雑誌/発表場所 | 「EQMM」 | |
作品発表 年月日 | 1958年(昭和33年)11月号〜1959年(昭和34年)10月号 | |
コードNo | 19581100-19591000 | |
書き出し | このエッセイは、昭和三十三年九月から三十四年八月にかけて一年間、新聞記事に現れた複雑な犯罪について、一小説家の感想を述べたものである。 小松川女子高生殺し事件 昭和三十三年八月十七日、東京小松川高校に起った女子高生殺しは、日本の犯罪史上類例のないことだと各新聞や週刊誌が報じ、僕も未解決のときに話を聞きにきた放送の人にも同じことを言った。これが犯罪史上空前のことだというのは、犯人が被害者の女子高生(一六)を殺して、学校屋上のスチーム・パイプの通っているトンネル状の穴の中に押し込み、それを読売新聞社に電話で通報したことから始まる。犯人はその後、被害者の家庭に、櫛と鏡とを郵送した。二つとも被害者の所持品に間違いはなく、電話の内容の具体性とともに、ここに真犯人が捜査当局に挑戦していることがはっきりした。 |
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作品分類 | 随筆 | |
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