松本清張(1094)_絢爛たる流離 第九話 代筆

〔(株)文藝春秋=全集1(1971/06/20):【絢爛たる流離】第九話〕

題名 絢爛たる流離 第九話 代筆
読み ケンランタルリュリ ダイ09ワ ダイヒツ
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名(連作)=絢爛たる流離
●全12話=全集(全12話)
 1.
土俗玩具 (1086)
 2.小町鼓 (1087)
 3.
百済の草 (1088)
 4.
走路 (1089)
 5.
雨の二階 (1090)
 6.
夕日の城 (1091)
 7.
 (1092)
 8.
切符 (1093)
 
9.代筆 (1094)
10.
安全率 (1095)
11.
陰影 (1096)
12.
消滅 (1097)
本の題名 松本清張全集 2 眼の壁・絢爛たる流離【蔵書No0021】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1971/06/20●初版
価格 800
発表雑誌/発表場所 「婦人公論」
作品発表 年月日 1963年(昭和38年)9月号
コードNo 19630900-00000000
書き出し R市P町
土田三郎(四三)の供述
お訊ねによって申し上げます。私は前職は左官でございます。戦争以来、仕事のほうがさっぱりで、終戦後も商売の目安が立たず、仕方がないので輪タクをはじめました。はじめは駅から客を市内に運んでいましたが、いろいろと縄張りがあって、新しくはじめた者にはうるさく言いますので、とうとう進駐軍の兵隊をキャンプ付近で客待ちするようになりなした。それが今でもつづいているわけでであります。私の家は市内の端なので、この辺はたいそうパンパンが多うございます。私がGIを乗せて連れて行くのは、そのような女のいる家ばかりですから、自然と、そういう部屋貸しをしている商売がどんなに儲かるか、だんだん分かって参りました。  
作品分類 小説(短編/連作) 15P×1000=15000
検索キーワード 輪タク・パンパン・電気学校・英語・サディズ(嗜虐性)・進駐軍・軍曹・隠れ家・感電死