松本清張_高台の家(【黒の図説】第十二話として発表)

(株)文藝春秋=高台の家(1967/05/25)【高台の家】として発表〕

題名 高台の家
読み タカダイノイエ
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=黒の図説
●全12話
 1.
速力の告発
 2.
分離の時間
 3.
鴎外の碑
 4.
書道教授
 5.
六畳の生涯〔(株)文藝春秋=松本清張全集10〕
   
六畳の生涯〔(株)光文社=生けるパスカル〕
 6.
梅雨と西洋風呂
 7.
聞かなかった場所
 8.
生けるパスカル
 9.
遠い接近
10.
山の骨
11.
表象詩人
12.高台の家
(株)文藝春秋=高台の家
高台の家
本の題名 高台の家【蔵書No0045】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1976/05/25●初版
価格 850
発表雑誌/発表場所 「週刊朝日」
作品発表 年月日 1972年(昭和47年)11月10日号〜12月29日号
コードNo 19721110-19721229
書き出し 山根辰雄は、東京の或る大学に法制史の教師としてつとめ、同じく講師として他の二つの大学にも出講している。山根が東洋史に関心があるのは、もちろん日本の古代法制が中国の古い制度と密接な関係をもっているからである。法制史家がたいてい東洋史に通じているのはそのためだ。それからほとんど漢籍から研究されているのだが、山根の視点は少し変わって、外国から見た東洋研究というのにあった。学問の世界も、他の分野がそうであるように、常道的なことをやっていたのでは先学の地層下にあって目立たない。つまり盲点を狙ったほうが効果的だが、山根の場合は、本来のものから少しく外れているので多分に趣味的といえる。さて、外国の東洋文献では、やはり中国と領土を接したソ連の研究書に特色がある。
作品分類 小説(中編/シリーズ) 95P×550=52250
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