<対談・松島栄一>
題名 | 明治45年と昭和45年が意味するもの(文学と社会 松本清張対談集) 対談 |
読み | メイジ45トショウワ45ガイミスルモノ(ブンガクトシャカイ マツモトセイチョウタイダンシュウ) |
原題/改題/副題/備考 | <対談・松島栄一> ●シリーズ名=松本清張対談集 1.推理小説の魅力 対談=斉藤美智子 2.文学は誰のためのものか 座談会=有馬頼義・柴田錬三郎・松本清張 3.松川裁判を見つめて 座談会=広津和郎・北条秀司・松本清張 4.新聞の現状をどう変えるか 対談=加藤周一 5.「自主独立路線」のうちそと 対談=宮本顕治 6.文学五十年、この孤独な歩み 対談=大佛次郎 7.夫婦喧嘩が傑作を生む 対談=林武 8.人間性の尊厳を求めて 対談=本多勝一 9.明治45年と昭和45年が意味するもの 対談=松島栄一 10.権力構造の魔性 対談=小林直樹 11.”ゆらぐ司法”はなぜ恐いか 対談=潮見俊隆 12.日本の歴史と日本人 対談=司馬遼太郎 13.スパイ・特高・ロッキード 座談会/司会=山下文男・大野達三・松本清張 |
本の題名 | 文学と社会 松本清張対談集■【蔵書No0200】 |
出版社 | (株)新日本出版社 |
本のサイズ | A5(普通) |
初版&購入版.年月日 | 1977/06/30●初版 |
価格 | 1200 |
発表雑誌/発表場所 | 「小説現代」 |
作品発表 年月日 | 1970年(昭和45年)2月号 |
書き出し | 松島 夏目漱石が『こころ』という作品の中で、明治天皇の死といっしょに明治の精神はこれで終わった というようなことを書いているわけですが、昭和の四十五年はそれにくらべどんなものでしょう。 たまたま明治と昭和が四十五年間というのは、いってみれば日本の天皇の歴史では比較的長い ということですね。その長い歴史の中で一人の天皇が生きておられる間に、いろいろな波乱がある わけだけれども、明治の四十五年の場合は一つの山を乗り越えたと いう感じで、つまり日清・日露 と発展して一服したというところで終わったわけだから、夏目漱石のようなことばが出てきたわけで す。しかし昭和の場合にははじめから小さい山があったり、谷があったり、太平洋戦争というような ことで、それこそ本当に明治国家が完全に解体するというような事件がある。 |
作品分類 | 対談/社会評論 |
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