松本清張_文学五十年、この孤独な歩み(文学と社会 松本清張対談集)対談

<対談・大佛次郎>

題名 文学五十年、この孤独な歩み(文学と社会 松本清張対談集) 対談
読み ブンガクゴジュネン、コノコドクナアユミ(ブンガクトシャカイ マツモトセイチョウタイダンシュウ)
原題/改題/副題/備考 <対談・大佛次郎>

●シリーズ名=松本清張対談集

 1.
推理小説の魅力               対談=斉藤美智子
 2.
文学は誰のためのものか        座談会=有馬頼義・柴田錬三郎・松本清張
 3.
松川裁判を見つめて           座談会=広津和郎・北条秀司・松本清張
 4.
新聞の現状をどう変えるか         対談=加藤周一
 5.
「自主独立路線」のうちそと          対談=宮本顕治
 6.文学五十年、この孤独な歩み     対談=大佛次郎
 7.夫婦喧嘩が傑作を生む           対談=林武
 8.
人間性の尊厳を求めて           対談=本多勝一
 9.
明治45年と昭和45年が意味するもの   対談=松島栄一
10.
権力構造の魔性               対談=小林直樹
11.
”ゆらぐ司法”はなぜ恐いか        対談=潮見俊隆
12.
日本の歴史と日本人            対談=司馬遼太郎
13.
スパイ・特高・ロッキード     座談会/司会=山下文男・大野達三・松本清張
本の題名 文学と社会 松本清張対談集【蔵書No0200】
出版社 (株)新日本出版社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1977/06/30●初版
価格 1200
発表雑誌/発表場所 「文藝春秋」
作品発表 年月日 1968年(昭和43年)5月号
書き出し 松本 文筆活動はもう何年になりますか。
大佛 文筆活動とはいえますまいが、書くことは十八歳で単行本を出していますから、もう半世紀以上、
    ということになりますか。
松本 今はもっぱら朝日新聞の『天皇の世紀』ですか。
大佛 ええ。この仕事一つだけです。このままの調子でやっていたら、十年やそこらかかるでしょうね。
    ぼくが生きているうちに終わるかどうか....(笑)。それに、そこまで書かせてくれますかどうか。
松本 資料を使うことが多いと思いますが、その場合、あえて原文のまま出されますか。
大佛 いまはそのまま出していますがね。やっぱり評判は悪いですね、読めないって。
    いまの大学生は候文なんか読めないっていうから、多少加減することを考えているんです。
    なるべく自分を押し出さずに、具体的な事実を集めて、読者が判断するというというふうに書いて
    いるわけです。     
作品分類 対談/社会評論
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