松本清張_推理小説の魅力(文学と社会 松本清張対談集)対談

<対談・斉藤美智子>

題名 推理小説の魅力(文学と社会 松本清張対談集) 対談
読み スイリショウセツノミリョク(ブンガクトシャカイ マツモトセイチョウタイダンシュウ)
原題/改題/副題/備考 <対談・斉藤美智子>

●シリーズ名=松本清張対談集

 1.
推理小説の魅力            対談=斉藤美智子
 2.文学は誰のためのものか        座談会=有馬頼義・柴田錬三郎・松本清張
 3.
松川裁判を見つめて           座談会=広津和郎・北条秀司・松本清張
 4.
新聞の現状をどう変えるか         対談=加藤周一
 5.
「自主独立路線」のうちそと          対談=宮本顕治
 6.
文学五十年、この孤独な歩み       対談=大佛次郎
 7.
夫婦喧嘩が傑作を生む           対談=林武
 8.
人間性の尊厳を求めて           対談=本多勝一
 9.
明治45年と昭和45年が意味するもの   対談=松島栄一
10.
権力構造の魔性               対談=小林直樹
11.
”ゆらぐ司法”はなぜ恐いか        対談=潮見俊隆
12.
日本の歴史と日本人            対談=司馬遼太郎
13.
スパイ・特高・ロッキード     座談会/司会=山下文男・大野達三・松本清張
本の題名 文学と社会 松本清張対談集【蔵書No0200】
出版社 (株)新日本出版社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1977/06/30●初版
価格 1200
発表雑誌/発表場所 「主婦の友」
作品発表 年月日 1959年(昭和34年)9月号
書き出し 斎藤 このごろは、映画もテレビも週刊誌も、スリラーものが大流行でございますね。
    このようなスリラーブームをひき起こした張本人は、松本さんだという、もっぱらの評判ですが......
松本 張本人はひどいな。(笑)
斎藤 先生の『点と線』や『目の壁』などが、そのきっかけを作った、というのは事実でしょうね。
松本 それはまあ、そういえるかもしれませんね。
    つまりあの種の推理小説が、人々の共感を呼ぶ機運は、たしかに熟していたのでしょうから....
斎藤 それは、どういう意味ですか?
松本 読者は、これまでのふつうの小説にあきかけていたのかもしれませんね。
    戦後は、すべてに理屈っぽくなっているから、合理的に組み立てられている推理小説が、
    若い人の肌に合ったかもしれない。 
作品分類 対談/社会評論
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