松本清張(1113)_死の枝(改題) 第十話 不在宴会

(原題=十二の紐)

〔(株)文藝春秋=全集6(1971/01/20):【死の枝】第十話〕

題名 死の枝 第十話 不在宴会
読み シノエダ ダイ10ワ フザイエンカイ
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=死の枝
(原題=十二の紐)
●全11話=全集(11話)
 
1.交通事故死亡1名 (1105)
 2.
偽狂人の犯罪 (1106)
 3.
家紋 (1107)
 4.
史疑 (1108)
 5.
年下の男 (1109)
 6.
古本 (1110)
 7.
ペルシアの測天儀 (1111)
 8.
不法建築 (1031)
 9.
入江の記憶 (1112)
10.不在宴会 (1113)
11.土偶 (1114)
本の題名 松本清張全集 6 球形の荒野・死の枝【蔵書No0047】 映像の世界【TV】  
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1971/10/20●初版
価格 880
発表雑誌/発表場所 「小説新潮」
作品発表 年月日 1967年(昭和42年)11月号
コードNo 19671100-00000000
書き出し 魚住一郎は中央官庁の或る課長だった。彼の省は民間企業の監督官庁であった。農林省でも、通産省でも、厚生省でも、どこでもいい。要するに企業に対して権力を持つと同時に特定業者の利益をも図れるという権利省であった。課長の魚住はしばしば地方に出張する。行政指導のためには遠路を厭わず回った。この出張は中央の役人にとってこたえられない醍醐味をもっていた。まず、彼はどこに行っても土地の工場や支店、出張所の幹部連によって下にもおかない取扱をうける。工場視察は東京の出発前からスケジュールが決まっているので、それに従って視て回ればよろしい。あまり細かいことを云うと、業者から好感を持たれないだけでなく、意外な方からクレームがつく。あの課長は好ましくないという指示が雲の間から洩れてくるのである。
作品分類 小説(短編/シリーズ) 11P×1000=11000
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