松本清張_泥炭地

(株)新潮社(ホラー文庫)=宮部みゆきセレクション(戦い続けた男の素顔)2009/07/30):【泥炭地】〕

題名 泥炭地
読み デイタンチ
原題/改題/副題/備考 【重複】〔(株)文藝春秋=松本清張全集66〕

宮部みゆきセレクション(戦い続けた男の素顔)松本清張傑作選
 1.「
 2.「
恩義の紐
 3.「
入江の記憶
 4.「
夜が怕い
 5.「
田舎医師
 6.「
父系の指
 7.「
流れの中に
 8.「
暗線
 9.「
ひとり旅
10.「
絵はがきの少女
11.「
河西電気出張所
12.「
泥炭地

本の題名 宮部みゆき 戦い続けた男の素顔:松本清張傑作選【蔵書No0224】
出版社 新潮社
本のサイズ B5普通
初版&購入版.年月日 2009/07/30●初版
価格 1680(本体1600円)/中古(590円+送料:250円)
発表雑誌/発表場所 『文學界』
作品発表 年月日 1989年(平成1年)3月
コードNo 19890300-00000000
書き出し 河東電気小倉出張所は、倒産した大きな料理屋のあとに入っていた。すぐ裏が遊郭、前の通りに劇場と映画館とがあり、小料理店がならび、近くには検番がった。昭和二年の三月、小学校高等科を出た福田平吉が職業紹介所から渡された一枚の紙で配属されたのはこの河東電気小倉出張所であった。職業紹介所の窓口の係員は平吉の貧弱な身体つきを見て、力仕事はできそうもないから住みこみの丁稚奉公はどうか、と付き添ってきた父の丈太郎にきいた。丈太郎は首を振り、この子は一人息子ですけん住み込みはとても無理ですといった。平吉は丈太郎の三十六のときの子である。
作品分類 小説(短編) 23P×820=18860
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