題名 | 小説と古史への旅 古代史へのいざない |
読み | ショウセツトコシヘノタビ コダイシヘノイザナイ |
原題/改題/副題/備考 | ※(原題)古代史への旅 銚子青少年文化会館(1983年2月14日講演) 「小説の材料」■講演■ 「わたしの小説取材から見た人物像」■講演■ 「岡倉天心とその周辺」■講演■ 「わたしの小説作法」■講演■ 「古代史へのいざない」■講演■ 「祭神の謎と神事」 「道鏡事件の謎と清麻呂」■講演■ 「古代を検証する」■座談会■ |
本の題名 | 小説と古史への旅■【蔵書No0179】 |
出版社 | 日本放送出版協会 |
本のサイズ | A5(普通) |
初版&購入版.年月日 | 1983/12/20●初版 |
価格 | 1300 |
発表雑誌/発表場所 | 講演/「古代史への旅」・銚子市青少年文化会館 |
作品発表 年月日 | 1983年(昭和58年)2月14日 |
コードNo | 19830214-00000000 |
書き出し | わたしは本来小説書きでございます。古代史は、まったくの専門外でございます。ところで、古代史というと、とかく敬遠されがちでございます。それはどういうわけかと申しますと、およそ学者が古代史を書いてこられたために、どうも学者の書き方が一般に馴染めない。簡単にいえば、むずかしいくて面白くない。面白くないわけは、学者というのはとかく身内のほうばかり目を向けて、一般の方はあまり意識しない。つまり一般の人に分かるように書けば、それは通俗であるとか、低俗であるとかいう非難を仲間うちから受ける恐れがある。それから学者にはその先生があります。また仲間がある、あるいは後輩がある。そういう方が絶えず自分の目の前にちらつきますので、お前はそんな低俗なことを書いて、お前はそんな分かりやすいことを書いて、というふうな批判を受けるのではないか。 |
作品分類 | 講演/古代史 |
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