松本清張_小説と古史への旅 岡倉天心とその周辺

題名 小説と古史への旅 岡倉天心とその周辺
読み ショウセツトコシヘノタビ オカクラテンシントソノシュウヘン
原題/改題/副題/備考 ※日立市(1982年11月16日講演)

小説の材料」■講演■
わたしの小説取材から見た人物像」■講演■
岡倉天心とその周辺■講演■
わたしの小説作法」■講演■
古代史へのいざない」■講演■
祭神の謎と神事
道鏡事件の謎と清麻呂」■講演■
古代を検証する」■座談会■
本の題名 小説と古史への旅【蔵書No0179】
出版社 日本放送出版協会
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1983/12/20●初版
価格 1300
発表雑誌/発表場所 講演/「岡倉天心とその周辺」・日立市
作品発表 年月日 1982年(昭和57年)11月16日
コードNo 19821116-00000000
書き出し わたしはこの日立市に十何年前に一度来たことがございます。そのときは日立の工場の中を見せていただきまして、ずいぶん大きな工場であるという印象を受けて、いまでもそれを忘れておりません。この日立市の北のほうに、五浦がございます。ご承知のとおり、岡倉天心がそこに別荘を営んでおりました。そこは天心の経営する日本美術院の研究所もございまして、横山大観はじめ下村観山、菱田春草、木村武山と、この四人の画家のそれぞれの家族が住む家も、五浦にございました。きょうは「岡倉天心とその周辺」と題してはございますけれども、必ずしもそれに拘束されないで、いろいろお話ししたいと思っております。きのうの夕刊あるいはけさの朝刊に、河井信太郎という人が、元検事でございますが、この方が京都で急に亡くなった(昭和五七年一一月一五日死去)という報道が出ておるのをご承知の方があるかと思います。
作品分類 講演/古代史
検索キーワード