(原題=黒の追放と赤の烙印)
題名 | 日本の黒い霧 第十一話 追放とレッド・パージ | |
読み | ニホンノクロイキリ ダイ11ワ ツイホウトレッド・パージ | |
原題/改題/副題/備考 | ●シリーズ名=日本の黒い霧 (原題=黒の追放と赤の烙印) ●全12話=全集(12話) 1.下山総裁謀殺論(下山国鉄総裁謀殺論) 2.運命の「もく星」号(「もく星」号遭難事件) 3.謀略疑獄−−その氷山の一角(二大疑獄事件) 4.北の疑惑−−白鳥事件(白鳥事件) 5.諜報列島−−亡命ソ連人の謎(ラストヴォロフ事件) 6.革命を売る男・伊藤律 7.征服者とダイヤモンド 8.画家と毒薬と硝煙(帝銀事件の謎) 9.白公館の秘密(鹿地亘事件) 10.推理・松川事件 11.黒の追放と赤の烙印(追放とレッド・パージ) 12.謀略の遠近図(謀略朝鮮戦争) ※なぜ「日本の黒い霧」を書いたか |
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本の題名 | 松本清張全集 30 日本の黒い霧■【蔵書No0118】 | |
出版社 | (株)文藝春秋 | |
本のサイズ | A5(普通) | |
初版&購入版.年月日 | 1972/02/20●初版 | |
価格 | 880 | |
発表雑誌/発表場所 | 「文藝春秋」 | |
作品発表 年月日 | 1960年(昭和35年)11月号 | |
コードNo | 19601100-00000000 | |
書き出し | 日本の政治、経済界の「追放」は、アメリカが日本を降伏させた当時からの方針であった。一九四五年八月二十九日に、アメリカ政府はマッカーサーに対して「降伏後における合衆国の初期対日政策」という文章を伝達し、さらに同年十一月三日付で「日本の占領並びに管理のための連合国最高司令官に対する降伏後初期の基本的指令」と題する文章を発表した。GHQは、この二つの文章に基づいて占領政策を実行に移すことになったのである。この十一月三日の米政府の指令は、追放についてGHQに広い権限を与えている。「日本の侵略計画を作成し実行する上で、行政、財政、経済その他の重要な問題に積極的な役割を果たしたすべての人人、および大政翼賛会、日本政治会とその機関、並びにこれを引継いだ団体の重要人物はすべて拘置し、今後の措置を待つべきこと。また高い責任地位から誰を追放するかを決定する最終責任を与えられる。さらに一九三七年(昭和十二年)以来、金融、商工業、農業部門で高い責任の地位に在った人々も、軍事的ナショナリズムや侵略主義の主唱者と見なしてよろしい」 | |
作品分類 | ノンフィクション(短編/連作) | 31P×1000=31000 |
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