松本清張_日本の黒い霧 第八話 帝銀事件の謎(改題)

(原題=画家と毒薬と硝煙)

題名 日本の黒い霧 第八話 帝銀事件の謎
読み ニホンノクロイキリ ダイ08ワ テイギンジケン
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=日本の黒い霧
(原題=画家と毒薬と硝煙)
●全12話=全集(12話)
 1.下山総裁謀殺論(
下山国鉄総裁謀殺論
 2.運命の「もく星」号(
「もく星」号遭難事件
 3.謀略疑獄−−その氷山の一角(
二大疑獄事件
 4.北の疑惑−−白鳥事件(
白鳥事件
 5.諜報列島−−亡命ソ連人の謎(
ラストヴォロフ事件
 6.
革命を売る男・伊藤律
 7.
征服者とダイヤモンド
 8.画家と毒薬と硝煙帝銀事件の謎
 9.白公館の秘密(鹿地亘事件
10.
推理・松川事件
11.黒の追放と赤の烙印(
追放とレッド・パージ
12.謀略の遠近図(
謀略朝鮮戦争
なぜ「日本の黒い霧」を書いたか
本の題名 松本清張全集 30 日本の黒い霧【蔵書No0118】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通) 
初版&購入版.年月日 1972/02/20●初版
価格 880
発表雑誌/発表場所 「文藝春秋」
作品発表 年月日 1960年(昭和35年)8月号
コードNo 19600800-00000000
書き出し 帝銀事件の犯人は、最高裁の判決によって平沢貞道に決定した。もはや今日では、いかなる法律手続きによっても彼の無罪を証明することは不可能である。云い換えれば、法務大臣の捺印があれば、いつでも彼は絞首刑台に上がる運命にある。(もっとも再審請求が弁護人側から出されているが、必ずしも刑の執行を拘束しない)帝銀事件は、これで落着した。少なくとも、平沢貞道を犯人にすることによって世紀の残虐事件は終止符を打ったのである。しかし、弁護人側からは、最高裁の判決が下ってからも、たびたび再審要求などが出されて、儚い抵抗の努力がなされた。だが、そのいずれも悉く却下されている。今日では、どのような方法をもってしても、平沢貞道を帝銀事件犯人から取り消すことは出来ない。私は昨年(昭和三十四年)『文芸春秋』に「小説帝銀事件」を書いた。かねてから平沢貞道犯人説に多少の疑問を抱いていた私は、この小説の中で、出来るだけ事実に即して叙述し、その疑問とするところをテーマとした。
作品分類 ノンフィクション(短編/連作) 30P×1000=30000
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