松本清張_草の径 第四話 「隠り人」日記抄

題名A 草の径 第四話 「隠り人」日記抄
読み クサノミチ ダイ04ワ 「コモリビト」ニッキショウ
原題/改題/副題/備考 【重複】〔(株)文藝春秋=草の径〕
●シリーズ名=草の径
●全8話
1.
削除の復元
2.ネッカー川の影
3.死者の眼の犯人像(
改題=死者の網膜犯人像
4.
「隠り人」日記抄
5.
モーツアルトの伯楽
6.無限の渦巻文様(
改題=呪術の渦巻文様
7.
老公
8.
夜が怕い
※「松本清張全集 66 老公 短篇6」
 では、シリーズ「草の径」ではなく
 単独で収録
削除の復元

全集66:「草の径」
1.
老公
2.
モーツアルトの伯楽
3.
死者の網膜犯人像
4.
ネッカー川の影
5.「隠り人」日記抄
6.
呪術の渦巻文様
7.
夜が怕い
本の題名 松本清張全集 66 老公 短篇6【蔵書No0233】
出版社 文藝春秋(株)
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1996/03/30●初版
価格 1631円税込み:中古/アマゾン
発表雑誌/発表場所 月刊「文藝春秋」
作品発表 年月日 1990年(平成02年)6月号
コードNo 19900600-00000000
書き出し 昭和三十三年三月十一日思いたって一時半ごろから使い古した釣竿と魚籠を持って家を出た。家といっても間口二間に奥行二間の二階建て。これが狭い一間通路をはさんで片側八軒の棟割り長屋である。通路は南の大通りから北の裏通りへ通り抜けとなっている。南が入り口で、北が出口だ。おれの家は北出口の右角の隣りである。この十六軒長屋は、もともと地主が「市場」用に四十年前に建てたもので、各軒とも階下の半分は店舗用に漆喰のたたきにし、奥の半分は畳敷きである。その畳敷きの隅に階段がついて階上にあがる。階上は六畳が一間と押入があるだけ。窓は外側についている。
作品分類 小説(短編/シリーズ)
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