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「05」
清張作品に登場する
女性の名前に関する考察
同名の名前が増えた場合は追記として登録。
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その名は
「佐知子・さち子・幸子・祥子」
(サチコ)
●佐知子 「神と野獣の日」
「砂の器」
「ゼロの焦点」
●さち子 「高校殺人事件」
●幸子 「葦の浮き船」(幸子)
追加(2020年01月21日)---------------------- 「眼の壁」
追加(2020年06月21日)---------------------- 「ある小官僚の抹殺」
追加(2024年09月21日)---------------------- 「失踪」
●祥子 (2025年03月21日追記)--------------------------------------------------- 「黒い樹海」
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単なる偶然だろうが、どの作品も長編だ。ただ、その長さは、まちまち。 年代順では 「ゼロの焦点」:202,000文字(1958/01) 「砂の器」:433,000文字(1959/05) 「高校殺人事件」:116,960文字(1959/11) 「神と野獣の日」:116,050文字(1963/02) 「葦の浮船」:166,320文字(1966/01) ※短編が登場だが、書かれた年代は古い 「ある小官僚の抹殺」:22,000文字(1958/02) ※文字数は概数(発表年・月) 発表年月は、1950年代末から1960年代に集中している。 名前は、佐知子と幸子が3作品、「幸子」は、「ユキコ」と読めるがたぶん「サチコ」だろう。他に、ひらがなで、さち子。年齢的にも幅がありそうだ。 知的な雰囲気がある。悪女ではない。 清張が好んで付けた名前の一つと言えそうだ。 薄幸な育ち、不幸な生涯、恵まれた生活環境、平凡な女性、青春を謳歌する女学生、 六作品だが、六様といった感じで、逆に意識して性格付けをしたのではないかと疑ってしまうほどだ。 2019年3月21日記(仮):2020年6月21日(改) 「眼の壁」:233,000文字(1957/04) 2020年1月21日追記 ここに来て短編の登場 「ある小官僚の抹殺」:22,000文字(1958/02) 発表時期からいえば、 「ゼロの焦点」に次ぐ古さである。 2020年1月21日追記 「失踪」も短篇。 全集にも集録されない訳あり作品です。「ユキコ」と読めるが、「サチコ」で登録。3作品目である。 登場回数にしては、類型的な感じはしない。7作品目で7様の登場である。 理不尽で、殺されるべき理由もなく詐欺事件に巻き込まれ殺される。 2024年9月21日追記 |
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