清張作品の題名は「黒の...」とか「霧の旗」・「波の塔」など「の」が多く使われている。
ぼんやり題名の特徴などを考えていたと、きその特徴を整理してみようと思い立った。
まさに蛇足的考察である!
No008 | 04/10/31 | ●神は紙にあらず.../「・・・神・・・」 「神と野獣の日」 ・「火神被殺」 ・「神の里事件」 ・「行者神髄」 「神々の乱心(上)」・「神々の乱心(下)」 |
清張はゾロアスター教など「神」をテーマに随筆など沢山ありそうである。 しかし、小説として「神」が題名に登場する作品は少ない。 「神と野獣の日」1963年(昭和38年)「週刊女性自身」 「火神被殺」 1970年(昭和45年)「オール讀物」 「神の里事件」1971年(昭和46年)「オール讀物」 「行者神髄」1973年(昭和48年)「別冊文藝春秋123〜127」 「神々の乱心(上)」「神々の乱心(下)」1990年(平成02年)「週間文春」・(病気のため休載) 「神と野獣の日」は唯一のSF 年代的には、60年代に1作品、70年代に3作品、90年代の「神々の乱心(上)・(下)」は、 未完の遺作となった。 「神」を直接的にテーマとした作品はないようだが、完読してない「神々の乱心」は、 新興宗教がテーマのようだ。 2004年10月31日記 |