松本清張_私説・日本合戦譚 第二話 姉川の戦

題名 私説・日本合戦譚 第二話 姉川の戦
読み シセツ・ニホンガッセンタン ダイ02ワ アネガワノイクサ
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=私説・日本合戦譚
●全9話(全集)
1.
長篠の合戦
2.姉川の戦
3.山崎の戦
4.
川中島の戦
5.
厳島の戦
6.
九州征伐
7.
島原の役
8.
関ヶ原の戦
9.
西南戦争
本の題名 松本清張全集 26 火の縄 小説日本芸譚/私説・日本合戦譚【蔵書No0108】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通) 
初版&購入版.年月日 1973/3/20●初版
価格 880
発表雑誌/発表場所 「オール讀物」
作品発表 年月日 1965年(昭和40年)2月号
コードNo 19650200-00000000
書き出し 「桶狭間役ノ後十年ニシテ姉川役アリ。織田信長ハ徳川家康ト与ニ南軍ヲ成シ、浅井長政モ朝倉義景ノ将士ト与ニ北軍ヲ成シ、江越濃尾参遠等数州ノ兵相会シテ一地ニ対抗ス。亦著名ノ大戦ナリ」と、旧参謀本部編「日本戦史」にはあって、姉川の戦は名の聞こえた大戦だったのである。桶狭間で大捷した信長は、尾張から上洛の意図いよいよ急なるものがあった。彼はさきに途中を阻む岐阜の斉藤竜興を破り、その居城稲葉山を開城させている。斉藤道三の倅で癩を病んだ義竜は実は道三が逐った旧主土岐頼藝の胤といわれ、義竜は父道三を実父の仇として討つのだが、この義竜の子が竜興である。信長は、稲葉山を岐阜城と名を改めて移った。竜興は、織田と仲の好くない越前の朝倉義景のもとに走った。信長は、永禄八年、伊勢の北部と近江の東南を攻略し、九月には京都に入り、近畿を平定した。十一年十二月には近江の六角義賢(承禎)を逐い、十二年正月には三好の党が京にはいるのを追出している。
作品分類 小説(短編・時代/シリーズ) 18P×1000=18000
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