松本清張_濁った陽(黒い画集 第八話)

題名A 濁った陽(黒い画集 第八話) 
読み ニゴッタヒ(クロイガシュウ ダイ08ワ)
原題/改題/副題/備考 【重複】〔(株)文藝春秋=松本清張全集4〕
● シリーズ名=黒い画集
●全9話
1.
遭難
2.
証言
3.
坂道の家
4.
失踪
5.

6.
寒流
7.
凶器
8.濁った陽
9.
本の題名 断崖 松本清張初文庫化作品集A【蔵書No0208】
出版社 (株)双葉社
本のサイズ 文庫(双葉文庫)
初版&購入版.年月日 2005/12/20●2版2006/1/30
価格 630(600+30)
発表雑誌/発表場所 「週刊朝日」
作品発表 年月日 1960年(昭和35年)1月3日〜4月3日
コードNo 19600103-19600403
書き出し 劇作家の関京太郎は、今度、ある放送局から頼まれて、一本のテレビ脚本を書くことを約束した。その作品は、近ごろ年中行事になっている重要なコンクールの参加番組だったので、彼は、慎重に筆を執ることにした。この番組は、各局とも特に力を入れているので、彼としても、受賞はしないまでも、あまりみっともない成績はとりたくなかった。テレビのシナリオを書くのは初めてである。関がもっとも頭を悩ましたのは、そのテーマだが、彼は、やはり、社会性のあるものを選ぶことにした。プロデューサーの杉山も同じ意見であった。関は、かねてから「汚職」に興味を持っている。しかし、近ごろ、汚職のことはかなり、小説やドラマにとりあげられている。それで関の考えとしては、正面から汚職をとりあげることをせず、側面からそれを衝きたい野心があった。
作品分類 小説(短編/シリーズ)
検索キーワード