松本清張_松本清張社会評論集 U カンか科学か(機密文書「下山事件捜査報告」を読んで)

題名 松本清張社会評論集 U カンか科学か(機密文書「下山事件捜査報告」を読んで)
読み マツモトセイチョウシャカイヒョウロンシュウ 02 カンカカガクカ
(キミツブンショ「シモヤマジケンソウサホウコク」ヲヨンデ)
原題/改題/副題/備考 T  「かなしき家の長たち
   「
汚職の中の女
   「
霧の中の教科書
   「
わが政治的直言
   「
汚職日本の病根
   「
日蓮と社会背景
   「
「檄」と二・二六との近似
   「
「示談」への疑惑
   「
世事と憲法(憲法公布二十五周年記念京都府民の集いでの講演)」■講演■
   「
改悪の道は悲惨へ続く(「生かそう憲法二十五周年のつどい」の講演)」■講演■
   「
税金に異議あり(犠牲の公平の要求)
   「
「仲介」者の立場について
U  「”黒い霧”は晴れたか(松川判決を傍聴して)
   「
事件と政治的ふんい気
   「
裁判にゆらぐ人権
   「
松川裁判と広津和郎
   「
下山事件「自殺論」について
   「
司法権の独立と政治(「平賀書簡」訴追委決定をめぐって)
   カンか科学か(機密文書「下山事件捜査報告」を読んで)
V  「ハノイはどう考えているか
   「
北ベトナム古代文化の旅
   「
ハノイ再訪
本の題名 松本清張社会評論集【蔵書No0178】
出版社 (株)新日本出版社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1976/08/30●初版
価格 980
発表雑誌/発表場所 「文藝春秋」
作品発表 年月日 1973年(昭和48年)8月号
コードNo 19730800-00000000
書き出し 本誌〔「文藝春秋」〕編集部から見せられた本文は、いわゆる下山事件の捜査に当たった東京地方検察庁関係記録の一部と思われる。それはあとで見る他の資料と照合しても疑いない。結論からいえばこの資料は、後述するように東京地方検察庁が東京大学裁判化学教室に依嘱した鑑定結果にもとづき警視庁捜査二課に協力させたときの二課側の捜査記録の一部と判断される。下山事件の捜査記録のほとんどは、捜査の打ち切りと共に警視庁から事件捜査を指揮した東京地検(担当は布施、金沢両検事。布施検事は現東京高検検事長)に移された。事件の時効が成立した昭和三十九年七月六日以後現在も捜査の全記録と鑑定書の一切は東京地検の倉庫に秘密裡に眠っているはずである。
作品分類 社会評論
検索キーワード