松本清張_松本清張社会評論集 T 「示談」への疑惑

題名 松本清張社会評論集 T 「示談」への疑惑
読み マツモトセイチョウシャカイヒョウロンシュウ 01 ジダンヘノギワク
原題/改題/副題/備考 T  「かなしき家の長たち
   「
汚職の中の女
   「
霧の中の教科書
   「
わが政治的直言
   「
汚職日本の病根
   「
日蓮と社会背景
   「
「檄」と二・二六との近似
   「示談」への疑惑
   「世事と憲法(憲法公布二十五周年記念京都府民の集いでの講演)」■講演■
   「
改悪の道は悲惨へ続く(「生かそう憲法二十五周年のつどい」の講演)」■講演■
   「
税金に異議あり(犠牲の公平の要求)
   「
「仲介」者の立場について
U  「
”黒い霧”は晴れたか(松川判決を傍聴して)
   「
事件と政治的ふんい気
   「
裁判にゆらぐ人権
   「
松川裁判と広津和郎
   「
下山事件「自殺論」について
   「
司法権の独立と政治(「平賀書簡」訴追委決定をめぐって)
   「
カンか科学か(機密文書「下山事件捜査報告」を読んで)
V  「
ハノイはどう考えているか
   「
北ベトナム古代文化の旅
   「
ハノイ再訪
本の題名 松本清張社会評論集【蔵書No0178】
出版社 (株)新日本出版社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1976/08/30●初版
価格 980
発表雑誌/発表場所 「小説新潮」
作品発表 年月日 1972年(昭和47年)1月号
コードNo 19720100-00000000
書き出し 先夜のNHKテレビの交通事故被害者の番組によると、加害者から賠償金が取れない原因の大半が「示談」にあるという。当事者どうしの話し合いで、入院費用の負担とか慰謝料額やその支払い方法を決めるのだが、いったん示談になると、加害者は容易に約束を実行せず、ずるずるになっている場合が多いそうである。トラブルは長びく。とにかくハンドルを握っていったん家を出たら、そのつど千五百万円くらいの賠償金の支払いをドライバーはいつも覚悟しておくがよい。己の生命の点では、自業自得観念を心していなければならない。家庭の破壊もついでに心に支度しておかないと、その場になって周章狼狽する。
作品分類 社会評論
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