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花も華も踏み越えて/なぜか?「長編」なのです」

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清張作品の題名は「黒の...」とか「霧の旗」・「波の塔」など「の」が多く使われている。

ぼんやり題名の特徴などを考えていたと、きその特徴を整理してみようと思い立った。

まさに蛇足的考察である!


No011 05/05/21 ●花も華も踏み越えて/なぜか?「長編」なのです

「花・華」を華々しく取り上げたが竜頭蛇尾?
なぜか?「長編」なのです
と、しましたが無理がありました。「
花衣」・「葉華星宿」は短編でした。

花氷」と「花衣」は、ややこしい。文字が似すぎている。「隠花平原(上)(下)」と【隠花の飾り】も同様

花氷」は、小説現代で1965年1月号にはじまり、1966年5月号で終わっている。

翌月6月に「
花衣」が、「別冊文藝春秋」96号に書かれている。

隠花平原(上)」・「隠花平原(下)」が、1967年1月7日号〜1968年3月16日号「週間新潮」に連載。

葉華星宿」1972年6月(未購入)「別冊文藝春秋」

【隠花の飾り】「小説新潮」1978年1月号〜1979年(昭和53年)3月号

幻華」「オール讀物」1983年2月〜1984年6月

「葉華星宿」の意味が分からない。ヨウカセイシュクの読みでよいのだろうか?

星宿は広辞苑で見ると、星座、ほしのやどり→二十八宿黄道に沿って、天球を二八に区分し、
星宿(星座の意)の所在を明瞭にしたもの。どうやら占いなどに用いたらしい。

「花・華」を華々しく取り上げたが竜頭蛇尾で、申し訳ありません。

華は幻。


お詫びに次回予告。テーマは『骨』
2005年05月21日記

※2017年3月30日追加:「花実のない森.」これも長編