松本清張_歴史をうがつ眼  〔「国文学・解釈と鑑賞1979/06」〕対談

<対談・青木和夫>

※掲載本:【歴史をうがつ眼】

題名 歴史をうがつ眼 (青木和夫)対談 
読み レキシヲウガツメ タイダン
原題/改題/副題/備考 <対談・青木和夫>

思考と提出 −−−−−私を語る(733)     松本清張

日本の文化(講演:松本清張)(951)
   巨大な墳墓の誕生/財産消費で王朝交替/前方後円墳のナゾ/風水説が成り立つ古都
   古墳にみる陰陽思想/マルと四角の接合/原日本人の民族構成/最後にきた天孫民族
   生活風習の同化政策/権力をもった大王/東西文化圏の相違

日本の歴史と日本人   対談:司馬遼太郎×松本清張(610_12)
   日本人はどこから来たか/朝鮮半島と日本の関係/日本人北方民族説/日本の近親相姦的風習
   古代天皇の性格と位置/日本人の精神的・経済的成立/庶民のエネルギーと革命
   日本人の統一願望と権威主義/尊皇という言葉の定義/近代国家とは何か
   イデオロギー性のない自由民権運動/歴史は実証的に

歴史をうがつ眼      対談:青木和夫×松本清張(732)
   古代史と現代史と/文献史学と考古学と/聖徳太子とその時代/蘇我氏の存在/藤原鎌足の実像
   歴史における個と集団/壬申の乱と皇位継承問題/たびかさなる還都のナゾ/
   マニ教・ゾロアスター教・『火の路』/歴史と文学との接点 
本の題名 歴史をうがつ眼 青木和夫:対談【蔵書No0242】
出版社 中央公論新社
本のサイズ B6(新書)
初版&購入版.年月日 2022/12/24●初版 
価格 1300円+税
発表雑誌/発表場所 『国文学・解釈と鑑賞1979/06』
作品発表 年月日 1979年6月
コードNo 19790600-00000000 
書き出し 古代史と現代史
青木 私たちは先生のお書きになったものを拝見していまして、作家としてのお仕事のほうは、ただもう楽しましていただくだけですけれども、歴史学の分野でのお仕事のほうを拝見    していますと、私などと関心が一致する点があります。つまり先生は現代史と古代史とに同時に興味をお持ちのようですが、私たち古代史学者の中にも、中世史や近世史をと    ばして、近代史・現代史に関心を持つ人が、私の知ってるかぎりでは、意外に多いのです。
    どういうわけでしょうね。もともと近代や現代の、”天皇制”って問題に関心があって、その淵源を知りたいというわけで古代にさかのぼってしまうのでしょうか。それにしても、と     もかく古代は史料が少なくて、わからないことばかりですね。
松本 とくに邪馬台国問題などは史料が少ないし、謎が多い。史料が少ないということにいくらでも学問的な推測で追跡の方法がある。
作品分類 対談
検索キーワード