松本清張_作家の手帖 V 取材紀行(オランダ・ベルギー・イギリス)

題名 作家の手帖 V 取材紀行(オランダ・ベルギー・イギリス)
読み サッカノテチョウ 3 シュザイキコウ(オランダ・ベルギー・イギリス)
原題/改題/副題/備考 ●作家の手帖 T  創作ヒント・ノート
             
折々のおぼえがき
●作家の手帖 U  
福山先生の手紙
             
「読者カード」
●作家の手帖 V  はじめてのヨーロッパ(一九六四年)
             取材紀行(オランダ・ベルギー・イギリス)
●作家の手帖 W  「創共協定」経過メモ
本の題名 作家の手帖【蔵書No0201】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1981/03/25●初版
価格 1500
発表雑誌/発表場所 「別冊文藝春秋」
作品発表 年月日 1978年(昭和53年)12月号
コードNo 19781200-19781200
書き出し 一九六八年十月十七日午後十時半、KLM機で羽田を出発、週間朝日の次長・森本哲郎、朝日新聞出版局写真部次長・船山克。アンカレッジに日付変更による午前七時十五分着。日航の帰りの便がいっしょなので空港に日本人多し。八時半出発。うしろのシートではスペイン人らしい中年女と男とが夜中になっても話している。北極付近通過。空から見ると、北極星がすぐそこに光り、北斗七星のヒシャクの部分にあたる四つ星がすごく大きい。十八日午前七時、アムステルダム空港到着。四年前に来た時とは空港が見違えるように立派になっている。ヒルトン・ホテルに入る。運河沿いの高級住宅街にある。曇天。肌寒し。この天候は来年の四月ごろまでつづくという。案内はホテルの事務員の南という青年。彼はアムステルダムのホテルで働いたあと、ロンドン、ニューヨークに渡り、六年後に帰国してホテルかレストランを開く希望と云う。
作品分類 エッセイ
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