松本清張(1104)_赤い氷河期(下)(改題)

(原題=赤い氷河−ゴモラに死を)

題名 赤い氷河期(下)
読み イロドリガワ_02(ゲ)
原題/改題/副題/備考 赤い氷河期(上)
赤い氷河期(下)
原題:赤い氷河−ゴモラに死を
本の題名 赤い氷河期(下)【蔵書No0147】
出版社 (株)新潮社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1989/06/30●初版
価格 1165+税(3%)
発表雑誌/発表場所 「週間新潮」
作品発表 年月日 1988年(昭和63年)7月7日号〜1989年(平成元年)3月9日号
コードNo 19880707-19890309
書き出し 十月二十五日。月曜日。ハンゲマン局長が出勤したと秘書から山上に連絡があった。午前十時三分であった。いつもよりは十分早かった。「お早う。ドクトル・ヤマガミ」局長は血色のいい顔で彼を迎えた。定位置の椅子に腰をおろすと、たちまち彼がその一部分に見えた。「週末と日曜日は休養がとれましたかね」「日曜日はこっちに居ましたが、週末は.....」「おお、けっこうです。すこしは郊外をドライブしないといかんですな。ぼくは二日間、家から一歩も出ないで資料を読んだり考えごとをしたりしていましたがね」「局長は勉強かです」「そんなことはないが、年を寄ると外に出るのがおっくうになります。しかしなんだね、WHOの統計には相変らず腹が立つね」「また何かありましたか」
作品分類 小説(長編) 455P×610=277550(228P+227P)
検索キーワード エイズ・アイデア業・IHC・WHO・行政制度視察団・シュルタンベルグ湖・タシロ伯・修道院・首無し死体・幽霊島・王党派・ジルト島・高波・ゴモラ 
【帯】発病を促進させる者は誰か?生き残りを賭け、地下で展開する熾烈な戦い。科学資料を駆使して描く驚愕の最新長篇。