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骨・・・コツコツと/骨の三部作(山・地・石)?

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清張作品の題名は「黒の...」とか「霧の旗」・「波の塔」など「の」が多く使われている。

ぼんやり題名の特徴などを考えていたと、きその特徴を整理してみようと思い立った。

まさに蛇足的考察である!


No012 05/06/05 ●骨・・・コツコツと/骨の三部作(石・地・山)?

一本骨が通っています。骨の三部作と命名します
石の骨」1955年(昭和30年)10月号(短編)

地の骨」1964年(昭和39年)11月号9日号〜1966年(昭和41年)6月11日号(長編)

山の骨」(【黒の図説】第十話)1972年(昭和47年)5月19日号〜7月14日号(シリーズ)

骨壺の風景」1980年(昭和55年)1月号(長編)

画に描いたような展開である。もちろん、こじつけであるが....

石・地・山の骨は、短編・長編・シリーズものと続き、最後は「
骨壺の風景」として骨の

入れ物まで用意されている。

また、石・地・山は、それぞれ他の題としても使われている。「
(未購入)・「地の指」・「(未購入)

一口に言ってしまうと、「
石の骨」は、化石の話で、「地の骨」は、入試問題の置き忘れから始まる

どちらも大学内の権威に対する争いを描いた作品だったと思う?。

山の骨」は、黒の図説の中の作品で、変わった書き出しで始まっている。

面白いのは、石と地は大学教授つながりで、地と山はタクシーつながりである。

そして、石と山は題名通り骨つながりである。地の骨は、内容に「骨」の記憶はない。

少々強引なのは、いつもの一考察であるが、登場する場面としては、共通しているように思う。

骨壺の風景」は、自伝的作品とされている。


最後は骨折り損のくたびれ儲けの「骨折」

グルノーブルの吹奏(付・掌篇ミステリー「骨折」)(未購入)

2005年06月05日記