題名 | 名札のない荷物 3. 「兵隊王」の丘から | |
読み | ナフダノナイニモツ 3. 「ヘイタイオウ」ノオカカラ | |
原題/改題/副題/備考 | ●シリーズ名=名札のない荷物 ●全8話 1.怨霊のなぐさめ 2.天正十年のマクベス 3.「兵隊王」の丘から 4.立ちどまる賢人 5.日記メモ1968・2 6.日記メモ1968・3 7.南半球の倒三角〔松本清張短篇小説館(2/5話)の再録〕 8.鼎談・人類共通の敵エイズを考える 座談会/鼎談=塩川優一・寺松尚・松本清張 |
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本の題名 | 名札のない荷物■【蔵書No0192】 | |
出版社 | (株)新潮社 | |
本のサイズ | A5(普通) | |
初版&購入版.年月日 | 1992/08/25●3版1972/09/20 | |
価格 | 1165+税(3%)/古本 88(税5%込み)+送料340 | |
発表雑誌/発表場所 | 「新潮45」 | |
作品発表 年月日 | 1991年(平成3年)1月号 | |
コードNo | 19910100-19910100 | |
書き出し | これからしばらくはわたしの「旅」の想出と歴史にまつわる話を書いていきたいと思っている。わたしは歴史家ではないから、歴史的なものから小説になりそうな、あるいは、なりそうでならなかった材料を気ままにならべてみたい。たとえば、ちょっとスケッチをしてみるが、兵庫県三田の士族屋敷町は明治年間のワシントンの駐米高官から一世代を経て南ドイツのライン川沿いの町にあるフライブルク大学へと通じ、さらに京都の狭斜と哲学の道に至るのである。その途中をなすところにライン川がカギの手に折り曲がるバーゼル市から東に黒い森を越えたテュービンゲンの小さな町に結び目がある。そのどれもがわたしの旅した町であり、小説になりそうな歴史話のあるところである。 | |
作品分類 | エッセイ | |
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