(副題=求めて得まし玉かも)
題名A | 影の車 第二話 万葉翡翠 | |
読み | カゲノクルマ ダイ02ワ マンヨウヒスイ | |
原題/改題/副題/備考 | 【重複】〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕 | |
●シリーズ名=影の車 (副題=求めて得まし玉かも) ●全8話 1.確証〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕 確証〔(株)新潮社=黒地の絵 傑作短編集二〕 2.万葉翡翠〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕 万葉翡翠〔(株)新潮社=駅路 傑作短編集六〕 3.薄化粧の男〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕 薄化粧の男〔(株)新潮社=駅路 傑作短編集六〕 4.潜在光景〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕 潜在光景〔(株)新潮社=共犯者〕 潜在光景〔(株)角川書店=潜在光景〕 5.典雅な姉弟〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕 典雅な姉弟〔(株)新潮社=共犯者〕 6.田舎医師〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕 田舎医師〔(株)新潮社=宮部みゆき選〕 7.鉢植えを買う女〔(株)文藝春秋=松本清張全集1〕 鉢植えを買う女〔(株)角川書店=潜在光景〕 8.突風〔中央公論新社:文庫(中公文庫)〕 |
●全集(7話) 1.潜在光景 2.典雅な姉弟 3.万葉翡翠 4.鉢植えを買う女 5.薄化粧の男 6.確証 7.田舎医師 ※「突風」が未収録 |
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本の題名 | 駅路 傑作短編集(六)■【蔵書No0227】 | |
出版社 | (株)新潮社 | |
本のサイズ | 文庫(新潮文庫) | |
初版&購入版.年月日 | 1965/07/30●36版1982/4/30 | |
価格 | 400/古本 1円+送料250 | |
発表雑誌/発表場所 | 「婦人公論」 | |
作品発表 年月日 | 1961年(昭和36年)2月号 | |
コードNo | 19610200-00000000 | |
書き出し | 「ぼくはね、万葉考古学をやりたいと思っていた時期があったよ」S大学の若い考古学助教授の八木修蔵は、研究室で三人の学生と雑談しているときに云った。三人の学生というのは、今岡三郎、杉原忠良、岡村忠夫である。三人とも考古学を専攻しているのではなく、趣味として八木教授のところに出入りしているのだった。「神社考古学というのがありますね?」今岡三郎が云った。「ああ、ある。宮地直一先生が唱えられたものだ。神社の祭器だとか遺蹟、それに神籬、磐境だといわれている神籠石などを考古学的に解釈する学問だね。神社には、古代の形式が伝承されている。それから古代生活を探求しようとするのだ」「先生の万葉考古学というのも、おもしろそうですね」杉原が云った。「万葉の歌に織り込まれた字句から、古代の生活を探求しようというわけですね」「まあ、そういったところだな」 | |
作品分類 | 小説(短編/シリーズ) | |
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