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｢男＿08｣
清張作品に登場する
男の名前に関する考察

同名の名前が増えた場合は追記として登録。
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その名は
｢芳男・良雄・吉雄・芳生・良夫｣
（ヨシオ）

●芳男・良雄・吉雄・芳生・良夫

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｢点と線｣
芳男 ××省の部長　
石田 芳男（イシダヨシオ）


｢ゼロの焦点｣
良雄 鵜原憲一に代わって北陸出張所の着任、憲一の後任。
鵜原憲一の失踪を調べる禎子を手助けする。
禎子を手助けする中で、禎子に好意を抱く。失踪の核心に迫る中で毒殺される。
本多 良雄（ホンダヨシオ）


｢偽狂人の犯罪｣死の枝：第二話
吉雄 専門の鑑定医。猿渡卯平の鑑定結果を出す
津村 吉雄（ツムラヨシオ）


｢球形の荒野｣
芳生 中立国の公使館員、外交官。戦後は外務省に復帰し東亜局の課長青山に住む。
野上顕一郎の帰国に関わる？
村尾　芳生（ムラオヨシオ）


｢歯止め｣黒の様式：第一話
良夫 良夫の夫。恭太の母。結婚した素芽子は姉。息子の行動に手を焼く。
夫の協力も余り得られず、悩んだ揚げ句、恭太の担任の教師（刈屋）に相談する。
刈屋の話から、姉の自殺が思わぬ方向へ進んでいく。夫の弟の結婚式へ参列する旅で「重三」を知る。
それは、信雄につながり、恭太へとつながる事へ恐怖を抱く。
夫婦の会話から、姉の素芽子の自殺に疑問を持つ。
津留　良夫（ツルヨシオ）


「ヨシオ」はヨシオでも５人５様。見事に書き分けられている。
ここまで書き分けられていると、意識して書かれているのではと思う。
それなりに重要な登場ぶりであるが、重要度はかなり違う。
キーマンとして、「ゼロの焦点」良雄・「歯止め」の良夫が揚げられるだろう。..名前からのイメージだが、悪人はいないようだ。

登場回数の確率はかなり高い。



2023年07月21日追記


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