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｢男＿04｣
清張作品に登場する
男の名前に関する考察

同名の名前が増えた場合は追記として登録。
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その名は
｢二郎・次郎｣
（ジロウ）

●二郎
｢喪失｣
二郎 妻子持ち。２８歳。桑島あさ子という愛人がいる。須田という男が現れる。
三角関係？愛人関係は破綻に向かう。
「喪失」とは、田代二郎の生活か、桑原あさ子の生活かはたまた須田の生活か。
田代　二郎（タシロジロウ）

｢黒地の絵｣
二郎 歯科医。通勤途中で前野留吉と知り合いになる
香坂　二郎（コウサカジロウ）

｢遭難｣（【黒い画集】第一話）
二郎 岩瀬真佐子（岩瀬秀雄）の従兄。学生時代は山岳部。江田と真相究明の登山行
槇田　二郎（マキタジロウ）

｢交通事故死亡一名｣（【死の枝】第一話）
二郎 新宿で電気器具卸商朝日商会を営む。社長。３６歳。事故をきっかけに池内篤子と親しくなる。
実は昔から愛人関係。大型の白ナンバーの車を運転。
浅野　二郎（アサノジロウ）

｢偽狂人の犯罪｣（【死の枝】第二話）
二郎 検事。事務官の河田鉄五郎のアイデアで猿渡卯平の詐病を見破る。事件は解決したが、地方に左遷される
副島　二郎（ソエジマジロウ）


●次郎
｢梟示抄｣
次郎 二十一歳。江藤から同行を離れることを説得されるが、最後まで同行する。
「．．．今は先生のご前途をお見とどけしとうございます。」
船田　次郎（フナダジロウ）

｢眼の壁｣
次郎 舟坂英明の従弟で手下。金融ブローカーとしてパクり事件の主役（堀口次郎）。
レッドムーンのバーテンで競馬好き（山本一男）
上崎絵津子（本名：黒池幸子）の兄（本名：黒池健吉）田丸利一を拳銃で殺害。 
堀口　次郎（ホリグチジロウ） 本名：黒池健吉 



2021年12月21日
「二郎」で5名登場。「次郎」は、2名。
主人公。又は、脇役であるが、重要な登場人物。

「二郎」だから、ついでに「一郎」「三郎」を確認してみた。
「一郎」：魚住一郎（ウオズミイチロウ）「不在宴会」 
「三郎」は、登場していなかった。

名前からして、「二郎」は、次男坊（次郎もまさに次男坊）。
キャラクターとして登場させ易いのか、多数登場している。しかし、「次男坊」的な性格付けがしてあるわけではなさそうだ。


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