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「11」
清張作品に登場する
女性の名前に関する考察


同名の名前が増えた場合は追記として登録。
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その名は
頼子
(ヨリコ)

●頼子


投影
頼子 太市の妻。キャバレー「銀座」で働く。ダンサー。
太市に黙って付いて行く。愛すべき可愛い女
頼子(田村頼子)(ヨリコ)

火の記憶
頼子 高村泰雄と結婚する。泰雄から両親の過去を告白される。
兄の貞一から、泰雄の思い違いを指摘されるが今の私には関係ないと考える。
頼子(ヨリコ)

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波の塔
頼子 夫と愛の感じられない関係になって久しい中、演舞場で気分の悪くなったところを
小野木に助けられ、以後彼と会うようになる。
しかし、自分のことも周りのことも、なかなか小野木に話さずにいる。。
頼子(結城頼子)(ヨリコ)

【波の塔】は、まだ紹介作品には取り上げていないが、映画化もされ、何度もテレビドラマ化されている。
『頼子』
(結城頼子)の名が印象に残っていた。

※【波の塔】 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
主な登場人物:原作における設定を記述。
結城頼子:夫と愛の感じられない関係になって久しい中、
     演舞場で気分の悪くなったところを小野木に助けられ、以後彼と会うようになる。
     しかし、自分のことも周りのことも、なかなか小野木に話さずにいる。
小野木喬夫:東京地方検察庁の新米検事。古代遺跡の探索が趣味。
      演舞場で芝居を観覧中に頼子と出会う。地検特捜部で重大事件の捜査に関わっていたが…。
結城庸雄:頼子の夫。あちこちに愛人を持ち外泊を重ねながら、平然とした態度を通している。
     その仕事の実態は…。
田沢輪香子:女子大を卒業し、一人旅の最中、諏訪湖近くの古代遺跡で小野木に会い、
      以後小野木のことが気になってゆく。
佐々木和子:輪香子の親友。京橋の呉服屋の娘。人見知りせず、思いつくとすぐに行動する。
田沢隆義:輪香子の父親。R省の局長で、次官になるとも噂されている。
辺見博:F新聞政治部の記者。R省詰めで、輪香子の父も高く評価する。


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※「頼子」(ヨリコ)雑感
『頼子』
は、どの作品でも重要な役割を果たしている。性格はそれぞれで、読み方によれば意識的に書き分けられている感じすらする。
清張は、特別の思い入れがあってつけた名のような気がする。深読み過ぎるか?


清張作品の頼子について
なぜか「頼子」はよく登場する。好ましい、魅力的な人物として描かれている。清張好みの名前か?
思いつくままに!
①火の記憶:頼子
②波の塔:結城頼子
③投影:田村頼子
④十万分の一の偶然:三宮頼子 ※

2012年版テレビ朝日開局55周年記念番組 https://ja.wikipedia.org/wiki/
「松本清張没後20年・ドラマスペシャル 十万分の一の偶然」。
・原作には登場しない。
•三宮啓子: (山鹿恭一の婚約者)
•三宮頼子: (三宮啓子の母)

●新型コロナ関連で暇を持て余している。(以下蛇足だ!)
そこで、映画 『戦争と人間 第三部 完結篇』(監督:山本薩夫)をDVDで見た。
https://daiyanoa-2018-printemps.amebaownd.com/posts/4944164/
第三部では、伍代俊介(北大路欣也)と順子(よりこ、吉永小百合)のそれぞれの生き様と、戦線にいる
標(しめぎ)耕平(山本圭)の軍隊生活に比重が置かれる。
=「順子」と書いて、「ヨリコ」と読む。=


2020年04月21日記


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